進化したカメラとオーディオメーカーJBLのサウンドが楽しめるau向けハイエンドスマートフォン「HTC J butterfly HTL23」を写真と動画で紹介【レポート】


デザインも機能も大満足のHTC Jシリーズ第4弾登場!

既報の通り、KDDIおよび沖縄セルラーは19日、4G LTEやWiMAX 2+に対応したHTC製Android 4.4(開発コード名:KitKat)搭載スマートフォン「HTC J butterfly HTL23」(以下、HTL23)の発売日を発表し、これに合わせてHTC NIPPONは国内のみならず海外メディアを招いた「HTC Conference 2014」を開催し、世界に先駆けて日本が先行発売となるHTL23(海外向けは「HTC J butterfly 2」として展開)を披露した。

実機展示が行われていた展示会場では、新機能の「DUO CAMERA」による「U Focus」や、専用のアクセサリー「Dot View Case」の紹介ブースも設けられていたので、動画を交えてHTL23を紹介していく。

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HTL23のボディーカラーは、左から「ルージュ」「キャンバス」「インディゴ」の3色。前面はキャンバス以外は黒となっており印象を大きく分けている。

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背面はカラーごとにテーマがあり、日本の漆(うるし)から品とを得たルージュ、シルキーな感触の磁気や陶器をイメージしたキャンバス、より深みのあるブルーを目指したというインディゴはブラックからの脱却という意思の現れだという。キャンバス以外は光の反射を意識した光沢仕上げだ。

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本体右側面にはボリュームキーとnanoSIMスロット(写真=上)、右側面にはmicroSDカードスロットがある(写真=下)。これらのスロットは特殊な工具は必要なく、爪で引っかけて引き出す仕組み。

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上面には電源キーと赤外線通信ポート(写真=上)、下面にはmicro USB端子とイヤフォン端子がある(写真=下)。カバーの開閉がいらないキャップレス防水に進化した。

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5インチのSuper LCD3 Full HDディスプレイ(1080×1920ドット)は発色が良い。ディスプレイ周りを含めたこだわりとして、難しいとされているビビッドな壁紙をデザイナーと試行錯誤して数多く搭載している。多くの端末が並ぶ店頭でも、これだけのインパクトのある壁紙なら埋もれないように感じた。

HTC独自のユーザーインターフェイス「HTC sense」は最新の「HTC Sense 6」となった。デザイン的にもシンプルになりマニアックなスマートフォンという印象が薄れたように感じた。

HTC Sense 6の特徴として「モーションローンチ」機能がある。画面オフの状態からダブルタップで起動、スワイプで各種機能が呼び出せるなど直感操作が進化している。また、画面オフ状態から端末を縦から横に向きを変えてボリュームキーを押すとカメラ起動、着信時に耳にあてると電話に出られるといったジェスチャー機能も追加されている。

モーションローンチによる起動

動画リンク:http://youtu.be/SBMM1HrP70A

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その他、初心者や年配の方でも操作しやすい「らくらくモード」も搭載。よく使う機能を大きなパネルに割り当てたり、8件までの連絡先を登録できるなど、分かりやすいシンプルなホームとなっている。大きく表示されるフォントは、さらに大きな「極大」など見やすいフォントサイズに変更可能で、様々な世代に向けた配慮がなされている。

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進化したカメラ機能を紹介する。背面には約1300万画素のカメラと被写体との距離を測る2つのカメラがある。この2つのセンサーからなるDUO CAMERAは、任意の場所にフォーカスを合わせるU Focusや、被写体以外を背景と見なして特殊効果が楽しめる背景効果などDUO CAMERAの機能を利用した様々な効果が楽しめる。

U Focus機能

動画リンク:http://youtu.be/GcfH8uXpe4E

被写体の奥行きが画像データに埋め込まれているので、特殊な撮影モードに切り替えることなく、普通に写真を撮影して後から編集機能として利用できる点がDUO CAMERAの特徴となる。

DUO CAMERAによる3次元効果

動画リンク:http://youtu.be/j3moFttCsro

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JBLのロゴが入る背面から分かるように、今回のHTL23もサウンドには力を入れている。本体には音の広がりを感じるステレオスピーカーが搭載されており、昨年のモデル「HTC J One HTL22」(以下、HTL22)よりさらに音質は進化しているという。様々な音がする展示会場では音質の傾向までは聞き取ることはできなかったが、HTL22は単体でも音楽を楽しむには十分な表現力を持っていたのでHTL23の音にも期待したい。

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さらに、高音質化のアプローチとして「HTC BOOMSOUND」とJBLの「JBL LiveStage」が搭載されている。JBL LiveStageは、耳のそばで音が出るイヤフォンでは再現できない空間の音の広がりを反射音を付加してより精細に再現するというもの。視聴してみたところ、音の一つ一つが引き締まりつつ音が広がって聞こえた。想像していたより自然な効果で、残響音で空間を作る空間エフェクトとの違いを感じることができた。
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JBLのイヤフォンが付属する


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この効果は付属のイヤフォンにカスタマイズされているが、その他のイヤフォンでも効果が楽しめるような設定も可能だ。

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海外では既に人気であるというDot View Caseが、HTL23でも発売される。背面に被せるタイプのブック型のこのケースの特徴は、表面をタッチすることでディスプレイ表示や、ケースを閉じたまま着信に出られる。ケースとしては前面のマグネットで開閉を連動しているだけなのだが、HTL23のディスプレイと連携することで独特のLED風のドット表示が楽しめる良くできた製品であると感じた。
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LED風のドット表示が斬新


Dot View Caseを閉じた状態での着信

動画リンク:http://youtu.be/xDBVw47OkWA

Dot View Caseを閉じた状態からの発信

動画リンク:http://youtu.be/moBZfAdYInE

HTL23は、おサイフケータイやフルセグと言った日本向け機能や防水・防塵対応など隙のない端末で、尚且つあまりゴテゴテさせずに見た目も操作性もシンプルにまとめ上げている。XperiaやGALAXYだけではない「選べる自由」が感じられるauらしい端末なのではないだろうか。

◯基本スペック
商品名HTC J butterfly HTL23OSAndroid 4.4
メーカーHTC corporationディスプレイ約5.0インチ superLCD3/FHD
重量約156gカメラメインカメラ: 約1300万画素/CMOS
サブカメラ: 約500万画素/CMOS
電池容量2700mAhサイズ約70(W)x145(H)x10.0(D) mm
メモリ約32GB(ROM)/約2GB(RAM)連続通話/待受時間通話時間:約1010分
待受時間:約490時間(3G)、約430時間(LTE/WiMAX 2+)
カラールージュ、インディゴ、キャンバス外部メモリmicroSDXC(最大128GBまで)
◯対応サービス・機能
Eメール(@ezweb.ne.jp)赤外線WiMAX 2+
SMSBluetooth(ver.4.0)WIN HIGH SPEED
ワンセグWi-Fiテザリング
(最大接続数 8台)
グローバルパスポート
(LTE/GSM/UMTS)
フルセグWi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac)緊急速報メール
おサイフケータイ4G LTE
受信時最大速度 150Mbps
防水
NFC(情報取得/リンク)キャリアアグリゲーション防塵


記事執筆:mi2_303


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HTC J butterfly HTL23 スペックとレビュー | HTC 日本

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