どっちにする?!WiMAX 2+対応モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」と「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11」を比較してみた【レビュー】


最新WiMAX 2+ルーターを比較!

UQコミュニケーションズ(以下、UQ)およびKDDI、沖縄セルラーから高速通信サービス「WiMAX 2+」に対応した新しいファーウェイ製モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」(以下、HWD15)が発売となる。発売日はUQ向けが8月1日(金)、au向けが7月31日(木)だ。

HWD15は前モデル「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」(以下、HWD14)から継承したタッチパネル操作ができる大型カラー液晶によって、各種設定変更や状態の確認が簡単に行える製品で、新たにクレードルによる有線LAN対応やWiMAXハイパワー対応などに対応した。

今回、発売を前にHWD15を開発機を借り、実機レポートをしているが、前回の外観写真レポートに続き、先月発売のNECプラットフォームズ(旧NECアクセステクニカ)製モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」(以下、NAD11)と実際に比較を行ってみたので紹介する。

まず、スペック的なWiMAX 2+対応モバイルWi-Fiルーター3機種の比較はすでに「WiMAX 2+対応モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+」3機種のスペックを比較!HWD15およびNAD11、HWD14は何がどう違う? - S-MAX」にて紹介しているのでそちらも参照してみて欲しい。今回は実際に利用してみてサイズ感やバッテリーの持ちなどを比較していく。

HWD15はタッチパネル操作と「au 4G LTE」対応で幅広いエリアで利用できる。一方のNAD11は純粋なWiMAX 2+およびWiMAXのWi-Fiルーターで、操作系もSETボタンのみシンプルなものとなっている。

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サイズはHWD15(写真=左)の方がやや小さいが、NAD11(写真=右)と極端な差はない。

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HWD15(写真=左)の厚みはNAD11(写真=右)の倍近くあるため、胸ポケットなどに入れるとややボテッとしてしまう。

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ちなみにNAD11の重さは80g、軽くて薄いのでポケットに入れても気にならない。ただし、両機種とも熱を発するため、この季節にポケットに入れておきたいとは思わない。

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両機種とも別売のクレードルによる充電が可能だ。クレードルの上に乗ってるHWD15(写真=左)に対し、クレードルの中に収まっているNAD11(写真=右)という違いがある。NAD11の方が位置合わせが簡単、一方のHWD15はクレードルがコンパクトというメリットがある。

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クレードるの背面には両機種とも有線LANコネクタがある。ホームルーターとしてデスクトップPCやブロードバンドルーターに接続するなど、さまざまな使い方ができる。

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WiMAX 2+の通信速度は、ほぼ同じ速度が出た(左がHWD15、右がNAD11)。従来のWiMAX対応製品からの変更の価値は十分ある速度が出ている。

HWD15に「ARROWS Z FJL22」を、NAD11には「GALAXY Note 3 SC-01F」というそれぞれスマートフォンを接続して外出してみた。なお、組み合わせに相性などを含め特に他意はない。
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4時間ほど経過した段階でHWD15のバッテリー表示は変わらず、NAD11のバッテリー残量は45%。FJL22の方を多く触っていたのだが、それでもバッテリーの減りが少ない。NAD11はとにかくバッテリーが持たないというのが、ここ一ヶ月の使っての感想だ。

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さらに2時間が経過するとNAD11のバッテリー残量は17%、HWD15の表示は変わらず。NAD11は半日持たないので外部バッテリーが必要だが、HWD15はカタログスペックに近い10時間は持ちそうだ。今回はHWD15とNAD11は常に回線がつながった状態のエコモードをオフにした状態で使用したが、3000mAhのバッテリーを搭載するHWD15は十分魅力的だと感じた。


記事執筆:mi2_303


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