日本航空、国内線にて無線LAN(Wi-Fi)による機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」を7月23日に開始



国内線における機内Wi-Fiサービス「JAL SKY Wi-Fi」を7月23日に開始!

日本航空(JAL)は30日、日本の国内線で初の機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」を2014年7月23日(水)より開始すると発表しています。これまで7月に開始予定と発表されていましたが、今回、正式に開始日が案内されました。

まずは田=伊丹線、羽田=福岡線、羽田=函館線の一部の新仕様機材「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」運航便に導入され、8月からは、東京(羽田)=札幌(新千歳)線の一部、さらに今後は、2016年度にかけて国内線のボーイング777および767、737型機の合計77機を順次改修し、対応機材を拡大する予定です。

料金は30分400円(税込)の時間制プラン、もしくは、1フライトごとに搭乗中常時利用可能なフライトプランの2つが用意され、支払いはクレジットカードのみ。

JAL SKY Wi-FIは無料の機内エンターテインメントサービスと、有料の機内インターネット接続サービスからなっています。

エンターテインメントサービスでは、スマートフォン(スマホ)やタブレット、ノートパソコンなどの無線LAN(WI-FI)機器で、ビジネス番組などの映像コンテンツおよびJTBパブリッシングの協力による観光地情報(SKYるるぶ)などが閲覧できます。

また、映像コンテンツはサービス開始時点では4つの番組を提供予定で、今後、ユーザーの要望を踏まえながら番組内容と番組数の充実を図っていく予定。

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一方、インターネット接続サービスはgogoによる衛星接続サービスを利用し、日本の国内線において初めて機内でWi-Fiによるインターネット接続環境を提供します。これにより、乗客が自分で持ち込んだ無線LAN対応機器を使って、自由にインターネットが利用できます。利用料金については以下の通り。

◯時間制プラン(価格は税込)
利用機器利用時間利用料金対象路線
すべての機器30分400円サービス提供全路線
※路線・利用機器にかかわらず均一料金。

◯フライトプラン(価格は税込)
ご利用機器450マイル以下
(羽田=伊丹ほか)
451-650マイル
(羽田=福岡ほか)
651マイル以上
(羽田=那覇ほか)
スマートフォン500円500円700円
タブレット・ノートパソコン500円700円1,200円


なお、通信衛星を介して提供するサービスであるため、動画再生など通信容量の大きなデータのやりとりには適していないと案内されており、一定の通信速度を確保するために同時に接続できる機種数を制限した状態でのサービス開始となるそうです。サービス開始後に利用状況を検証しつつ、より多くのユーザーが快適に利用できるように改善してとしています。

JAL SKY NEXT(JAL SKY Wi-Fi)の運航情報は搭乗日の前日にJAL公式Webサイトの発着案内「予約・空席照会」( https://fltinfo.5971.jal.co.jp/rsv/ArrivalAndDepartureInput.do )で7月23日21:00頃(予定)より確認できます。

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なお、JAL SK Wi-Fiに対応した機体には航空機の出入口および機内の壁等にJAL SKY Wi-Fiロゴが表示されるとのことで、例えば、777-200の場合は以下、3ヶ所の壁面に表記。

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その他、今年5月に案内したJALマイレージバンク(JMB)会員への特典は、JAL SKY Wi-Fiの安定的なサービスを提供するためサービス開始後の利用状況や回線の混雑状況を十分に検証した上で、特典内容および実施時期を決定することにしたとのことで、対象会員への新しい案内時期は2014年8月末を予定しているということです。

記事執筆:memn0ck


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2014年06月30日 7月23日開始 国内線機内インターネットサービス「JAL SKY Wi-Fi」

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