ケイ・オプティコムが今夏にも格安スマホに参入か!?au回線のMVNOで本体代込み3千円程度と報道



ケイ・オプティコムが今夏にも格安スマホに参入か!?

産経新聞は16日、関西電力系通信会社のケイ・オプティコム(K-OPTI.COM)が携帯電話大手の半額程度となる格安料金で通信サービスとセットにしたスマートフォン(スマホ)を発売することが明らかになったと報じています。

既存の携帯会社から回線を借りる仮想移動体通信事業者(MVNO)として、今年夏にも携帯電話事業に新規参入するとしており、回線にはau(KDDIおよび沖縄セルラー)を利用することを検討しているということです。

また、「050」で始まるIP電話サービス「ララコール」も無料で利用できるようにすると見られるとし、他のサービスとの差別化を図るようです。

MVNOによる格安SIMやスマホもセットにした格安スマホは少しずつ認知度も上がっており、既存のケータイからスマホへ移行すると利用料金が上がる大手携帯電話事業者の施策もあり、人気が出始めています。

そんな中で、関西地域でFTTH(光回線)などの固定回線サービスなどを行っているケイ・オプティコムも参入すると各紙新聞が伝えています。中でも読売新聞では「利用料金は端末代金込みで月額3000円程度と、大手携帯電話会社と比べて半額以下を想定している。」と報じています。

産経新聞では「関西2府4県の光ファイバー回線の世帯普及率は、2013年9月末時点で50.0%と全国平均の45.5%と比べても高く、新規顧客の獲得が難しくなっている。」とし、このため、ケイ・オプティコムではスマホ事業を新しい収益の柱に育てる考えだということです。

なお、報道を受けて、ケイ・オプティコムでは「当社から発表したものではなく、決定していることはない」としつつも、「KDDIの回線を利用してMVNO事業を検討している」ともコメントしています。

ケイ・オプティコムといえば、公衆無線LANサービスを独自で展開していたり、PHS時代のモバイルデータ通信サービスをがんばっていたりと独自に面白いサービスを提供してきた経緯もあるので、是非、頑張って欲しいところですが、正式発表を待ちたいところですね!

記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
格安スマホ、関電系ケイ・オプティコムも参入 今夏にも発売へ (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
関電系「ケイ・オプティコム」格安スマホ参入へ : IT&メディア : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
低価格スマホをケイ・オプティコムが今夏にも発売  :日本経済新聞

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【世界のモバイル】国境を越えはじめた通信サービス!日本以外の世界が繋がる「国際ローミング」の新しい潮流

普段自分が使っている携帯電話をそのまま海外に持ち出して利用できる、そんな便利なサービスが"国際ローミングサービス"だ。日本でも利用者が増えてきているが、海外の多くの国では何年も前から一般的なサービスであり、海外渡航時に携…

【ケータイラボ】出先で利用するのはどれがオススメ? 最新の″カード型通信端末″をチェック

筆者は、出先で仕事をすることが多くあるので、ノートパソコンを持ち歩くことが多い。特に最近はモバイルタイプのノートパソコンが軽量化したことで、持ち運びに苦痛を感じなくなったから持ち歩くことが多くなった。また、無線LANに対応…

【ケータイの疑問】スマートフォンは浸透するか? auの参入表明で各社のパワーバランスを探る

携帯電話のパソコン化がますます進んでいる一方で、よりパソコンライクなスマートフォンが日本でも増えてきている。2005年12月にウィルコムから発売されたシャープ製「W-ZERO3」を皮切りに、徐々にではあるが機種数も増えてきており、こ…

【世界のモバイル】1回線契約なのに複数の端末が利用できる!海外のマルチSIMカードサービスの恩恵

一人で複数の携帯電話を利用したり、ノートPC用にデータ通信カードを利用するなどの回線を複数契約して利用しているユーザーも多いだろう。利用する端末の数が増えれば回線契約も増えるのは当然のことだが、海外では一つの回線契約で複…