MWC 2014:Samsung、スタイリッシュな心拍計搭載スマートウォッチ「Gear Fit」を展示!高級感ある質感を写真と動画で紹介【レポート】



MWC 2014でスマートウォッチ「Samsung Gear Fit」をチェック!

既報通り、Samsung Electronics(サムスン電子)がスペインのバルセロナで2014年2月24日から27日にかけて開催されていた世界最大のモバイル関連イベント「Mobile World Congress 2014(MWC2014)」にて新しく発表したスリムでスタイリッシュなスマートウォッチ「Gear Fit」を展示していました。

今回は、このGear Fitを実際に展示会場にてタッチ&トライしてきた模様を写真と動画で紹介したいと思います。

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Samsung Electronicsのブース


昨年に同社初のスマートウォッチ「GALAXY Gear」を発売し、その後継機種となる「Gear 2」および「Gear 2 Neo」をMWC2014の直前に発表していましたが、これらに加えてよりスリムでスタイリッシュなフィットネス寄りな製品ラインとしてGear Fitを追加しました。

初代のGALAXY GearはOSがAndroidベースでしたが、今回発表されたGear 2およびGear 2 Neo、そして、Gear Fitはそれぞれ「Tizen」が採用されています。これにより、同社のAndroid搭載機種に冠されている「GALAXY」ブランドが外されています。

Gear Fitは約1.84インチ432×128ドットのタッチパネル対応曲面ディスプレイ(カーブドSupre AMOLED)を搭載した本体によるウェアラブルデバイスで、リストバンド(ストラップ)と組み合わせでスマートウォッチとして利用できます。

なお、タッチパネル対応の有機ELでは初の曲面ディスプレイだということですが、スマートウォッチとしてはですかね……。

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手で持った感じ


また、他のスマートウォッチと同様に、Bluetooth 4.0 LEによってスマホと連携できますが、初代GALAXY Gearと同じようにGALAXYシリーズとのみと連携することができ、発表時点では17機種のGALAXYと連携できるとのこと。

Gear 2やGear 2 Neoとの大きな違いはこのように本体がリストバンド部分から取り外せるほか、ディスプレイが細長く、スリムでスタイリッシュなデザインとなっている点。なお、Gear 2に搭載されているカメラや、Gear 2およびGear 2 Neoに搭載されているIrLEDは非搭載。

サイズは約23.4×57.4×11.95mm、質量は約27g。バッテリーは210mAhで、連続動作時間は通常利用で3〜4日、ほとんど利用しない場合に最大6日とのこと。さらに、交換可能なリストバンドはBlack(黒)およびOrange(オレンジ)、Mocha Grey(灰)の3色が用意されています。

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Gear Fitの左右側面の様子


防水・防塵(IP67準拠)や加速度センサー、ジャイロセンサー、心拍計センサーもGear 2などと同様で、計測できるのが歩数および移動距離、活動量、心拍数、睡眠時間など。心拍計センサーはGear 2などと同様にGear Fitでも本体の裏側についており、服などの上から装着した場合は基本的には測定できません。センサーはどこのものかは不明。

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裏側にある心拍センサー


対応機能としては、Bluetoothによる音楽プレイヤーの操作、通話着信、着信通知(SMSおよびEメール、各種アプリ)、スケジュール、Sボイス、スマートリレイ、ストップウォッチ、タイマー、天気となっており、Samsung Appsにも対応しており、従来通りにアプリを追加することで機能を拡張できるようになっています。

時計表示はディスプレイを点灯させないと確認できませんが、GALAXY Gearと同じくGear Fitの本体を動かすとセンサーによって自動的にディスプレイが点灯して時計が確認できるようになっています。

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各機能を表示したところ、基本的にはGALAXY Gearの縦を短くしたものと同じような感じ


GALAXYスマホなどには、専用アプリ「GALAXY Fit Manager」が用意され、各種設定などが行えるようになっています。

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最後にGear Fitを総裁しているところを動画で撮影してきましたので、紹介したいと思います。ディスプレイが細長いので、基本的にはタッチもしくは横にスワイプで操作するといった感じでしょうか。

現状ではGALAXYシリーズとのみでしか連携できないのが残念ですが、質感も高くて高級感もあり、カメラなどはありませんが、バンドも変更できますし、時計かつ活動量計としてはかなり魅力的な製品となっていると思います。日本でも恐らく発売されるのではないかと思いますので、期待したいところです。




記事執筆:S-MAX編集部


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