シンガポールのチャンギ国際空港でSingTelの4G LTE対応プリペイドSIMカードを購入して使ってみた【レポート】
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シンガポールのチャンギ国際空港にて現地の携帯電話会社「SingTel」のLTE規格の通信サービス「4G LTE」対応プリペイドSIMカード(nanoSIMカード)を購入することができた。
写真は購入したSingTelのnanoSIMカード。今回は、このSingTelの4G LTE対応プリペイドSIMの購入および使用してみたレポートを紹介する。
SIMカードの販売価格はシンガポールドル(SGD)38(約3,000円)となっており、初期残高もSGD38と同額。SIMカードに「FREE 1GB DATA」と記載のある通り、1GB分のデータ通信が無料になっているのは嬉しい。
SIMフリー版「iPhone 5s」(日本で購入したもの)で試した限り、テザリング利用についても問題なかった。
SingTelのSIMカードは「RHB」の両替所で販売されており、チャンギ空港内の両替所でも入手することが可能。今回は「在庫無し」とのことだったけれど、通常はmicroSIMカードおよびノーマルSIMカードタイプのものも販売しているとのこと。
入国審査前にSIMカードを購入することができるのは、チャンギ空港ならではかも。SIMカードの購入にあたってはパスポートの提示が必要になる。
SingTelのプリペイド向けデータ通信の料金プラン(データ容量多めのプラン)は、
1日定額(2GBまで):SGD6
3日定額(6GBまで):SGD15
7日定額(14GBまで):SGD25
となっており、滞在期間&必要となる日数に合わせてプランを選べるものの、東南アジア諸国と比べるとどうしても割高というイメージが拭えないのは仕方のないところで、シンガポールへの短期滞在であればなかなかプリペイドSIMを契約するメリットが見いだせないかもしれない。
データプランをアクティベートする方法は、SingTelのプリペイドSIMを挿した状態の電話機から「*363」宛に「発信」を行い、プラン登録を行う。インターネットプラン登録までの流れは以下の通り。なお、今回はiPhone 5sでプラン登録を行ってみた。
「*363」宛に「発信」操作を行う
SMSによってメッセージが返送されるので、メニューに従ってプラン登録を続ける。
1.Prepaid Data Plansを選択
2.Subscribe to Prepaid Data Plansを選択
データプランが表示されるので、登録するデータプランの番号を返信する。
登録するデータプランの番号を返信する
内容を確認の上問題なければ「1」を返信する
正常にプラン登録が完了すると、結果を通知するSMSが届く。
データプラン登録完了SMS
その他、SingTelのプリペイド向けデータプランについては、SingTelのWebサイトにて公開されている(ただし、当然ながら英語のみとなっている)。
チャンギ空港内で行ったスピードテスト結果については以下のようになった。
スピードテスト結果:Ping値26ms、下り速度30.61Mbps。上り速度10.56Mbps
それほど電波状態が良い状態とは言えない中でも、下り通信速度が30Mbpsを超えるなど速度は極めて快適だった。
SingTelはチャンギ空港内の一部で下り最大150Mbpsのサービスを提供しているけれど、それ以外の街中でも4G LTE接続時の通信速度はかなり快適で、滞在中の通信環境を重視する場合は、プリペイドSIMを買ってLTEで利用するだけのメリットはあるように思う。先述の通り、他のアジアの国々に比べるとコスト的には割高にはなるけれど……。
シンガポール滞在中に試した限りでは、かなり広いエリアで室内・屋外共に4G LTEのエリア整備がされており、なおかつ3Gでも通信速度が極端に落ちる事が無かったので、それらを含めてシンガポールでの通信環境は「極めて快適」であり、少々値段が高めではあるシンガポールのプリペイドSIMも、現地でのインターネット環境を重視する方にはオススメする価値がある。
記事執筆:shimajiro@mobiler
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