新iPhoneは観光地でつながる? 北関東・甲信越で新iPhoneの通信速度に関するフィールドリサーチ実施
調査結果一覧 |
フィールドマーケティングやフィールドリサーチを行う株式会社マックスが秋の行楽シーズンを前に、関東地区周辺エリア5県(茨城・群馬・栃木・新潟・山梨)の秋の観光地で「新iPhone(iPhone 5c)の通信速度に関するフィールドリサーチ」を実施した。その結果、ほとんどの地域でauがスピードテストで1位を獲得したという。
各地でのスピードテストの結果は、ほとんどの地点でauが1位になったようだ。LTEの捕捉率も群を抜いて高いことが判明した。auでは、800MHzのプラチナバンドのLTEを採用しており、山間部なども電波が回り込んで届くことと、基地局の圧倒的な多さが下記結果につながったと考えられる。
■ソフトバンクは局地的に高い速度を記録、ドコモは温泉地などで強い傾向
ソフトバンクは、LTE捕捉率が68%で、局地的に高い通信速度を記録。全体的にふるわなかったドコモは温泉地など、有名観光地でのみ通信速度が速い結果となっており、3社3様の傾向が見える。ドコモはユーザーー数が多い割に基地局が少ないためパケ詰まり発生率が高いという点があるのでこの傾向が関東地区周辺エリア5県でも見られるということなのだろう。
以下、県別のサマリーを紹介しよう。この調査結果は、あくまでも参考であってテストの内容次第では異なる結果が出る可能性があることに注意してほしい。
県別調査結果(新潟・群馬) |
■県別サマリー(新潟県)
新潟県でもauが圧勝。ほぼ全域で最高スピードを記録。特に佐渡(トキふれあいプラザ)でもLTEを捕捉し、LTE網の広さを感じさせる結果となった。ソフトバンクは山間部スキー場で電波の入らない「圏外」があり、また、ドコモはLTE捕捉率も約半数で、スピードもあまり出ていないという結果となっている。
■県別サマリー(群馬県)
群馬県でもauが優勢。多くの計測地でNo.1のスピードを記録。しかし、接続に関しては草津温泉やぐんま天文台など一部山間部でLTEが捕捉できず、反対にその2地点ではドコモ、ソフトバンクがLTE通信で最高値を記録している。
県別調査結果(栃木・茨城) |
■県別サマリー(栃木県)
栃木県ではauが優勢。およそ県内満遍なく速いスピードを記録。ここではソフトバンクのLTEが非常に弱く半数以上の計測地でLTE捕捉ができなかった。ドコモは温泉地で非常に高い数値を示しているが、LTE捕捉率も半数程度で、局地的なLTEの強さにとどまっている。
■県別サマリー(茨城県)
茨城県では、auとソフトバンクの優勢が目立つ結果。auは海浜エリアでは他2社に比べ強く、計測地のうち90%でLTEを捕捉し、広いLTE網を感じさせる結果となった。ソフトバンクは比較的都市部で強い結果。ドコモに関しては山間部の観光地で一部スピードが出ていたが、約半数の計測地でLTEを捕捉できておらず、局地的なLTEの強さにとどまる。
県別調査結果(山梨) |
■県別サマリー(山梨県)
山梨県でもauが優勢、各地点で高い数値を示している。ただ舞鶴城ではLTE捕捉ができず、そこでは反対にソフトバンクが高い数値を示すということもあった。なおソフトバンクは残念ながら「圏外」の計測地が存在。ドコモはLTE捕捉率は半数程度にとどまりましたが、20Mbps台の数値を示した地点も他県と比べると多い結果となっている。
■新iPhoneの通信速度に関するフィールドリサーチ概要
調査期間:2013年9月30日〜10月7日
調査場所:茨城・群馬・栃木・新潟・山梨各10カ所の観光地/レジャースポット
調査方法:
通信速度計測アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を利用。ドコモ、au、ソフトバンクのiPhone 5cで、それぞれ同条件下で上り/下りの速度を3回計測し、その平均値を実測値とする。LTE通信での計測を基本としているが、LTEを捕捉しない場所では3G通信で計測し実測値とする。
■株式会社マックス
■ニュースリリース
■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook