国際福祉機器展2013:ソフトバンクモバイルブースにて3Dキャラが見本を見せてくれる手話勉強アプリ「手話アプリ(仮称)」を出展【レポート】
iPhoneで3Dキャラがお手本を見せてくれる手話勉強アプリが登場 |
東京ビッグサイトにて2013年9月18日(水)から20日(金)まで国内最大の福祉機器の展示会「第40回 国際福祉機器展 H.C.R.2013」が開催されています。
前回は、障がいのある人の社会生活を文字通りアシストする専用のアプリパック「アシストスマホ(仮称)」を紹介しましたが、今回は、同じソフトバンクモバイルブースにて3Dモデリングのキャラクターに実際の動作をお手本として勉強することができるiPhone向けの手話勉強アプリ「手話アプリ」が展示されていましたので紹介します。
手話アプリ(仮称)の概要
手話アプリは、来年の春頃にリリース予定のiPhone向け手話勉強アプリです。画面内のキャラクターがモーションキャプチャーでリアルに再現された手話のお手本を見せてくれることで、手話における手や体の動作をユーザー側がわかりやすくなっています。
実際の手話においては手や体の動作の他に聴こえなくても口の動きで補完するのが一般的です。これについては説明員から、「口の動きも正式リリースでは再現できるように開発中しています。」との話を伺いました。
展示機ではファンタジー調のキャラクターが手話を見せてくれていた
リリース予定がiPhoneのみとなっていたので、iPadやAndroidなどの他のプラットフォームでのリリースの予定があるのかを確認したところ、説明員の話では「iPadおよびAndroidについては、出せるかどうかを調整中で今のところは何とも言えません。」ということでした。
その他、手話アプリとは別に「手話学習文字入力ゲーム(仮称)」というアプリを予定しているそうです(こちらもiPhoneのみリリース予定)。
手話学習文字入力ゲーム
これはキャラクターが行う手話を読み取って答えを入力して進む学習ゲームです。前述の手話アプリでは自身が手話を真似て動作をするのに対して、こちらではキャラクターの手話を読むという対の関係になっています。
ストーリー仕立てになっており、ストーリー進行という達成感を持ってもらうことで、楽しく学ぶことができるそうです。
また、どちらのアプリもアプリ本体は無料で追加のキャラクター(概要の写真の方の女性キャラとか)などの追加の有料コンテンツを提供予定とのことです。
手話は実際にやってみる、やっているのを見るのやその場でのやりとりに触れないと、中々覚えるのは難しい言葉です。スマートフォンで楽しく覚えられるアプリは非常に面白い試みだと思います。手話に興味を持つ入口としてもいいかもしれませんね!
オマケ