LINE、イベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」を開催!年内3億ユーザー突破に向け、ビデオ通話や音楽配信サービス、Webストアなどの新サービスを導入予定



LINEが年内3億ユーザーに向け新サービス投入で加速!

LINE Corp.は21日、無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」についてのカンファレンスイベント「Hello, Friends in Tokyo 2013」を千葉・舞浜アンフィシアターにて開催し、LINEの登録ユーザー数が世界2億3000万人を突破(昨年比460%)したことや1日あたりのメッセージ数が70億件(昨年比440%)を超えるなどをはじめ、LINEの最新利用状況・実績およびプラットフォーム展開・グローバル展開の成果と今後の戦略を紹介し、年内に3億ユーザー突破に向けてサービス拡充を行っていくほか、LINEの新サービスおよび新機能に関する発表を行いました。

新サービスおよび新機能では、2013年秋公開予定のビデオ通話機能「Video Call」(全世界)および2013年内公開予定の音楽配信サービス「LINE MUSIC」(日本国内)、2013年秋公開予定のEC(電子商取引)サービス「LINE MALL」(日本国内)、2013年9月公開予定のWebストア「LINE Web Store」(日本・台湾)、2013年秋以降に順次公開予定の「LINE シェイク・スピア」などの「LINE GAME」などとなっています。また、プリペイドカードも9月30日以降に各コンビニエンスストアにて発売するということです。

LINEのカンファレンスは、昨年に引き続き、2回目を迎え、新しいインフラとしてのニーズに応えるべく、安心・安定したサービス提供と、さらなる便利で楽しいサービス拡充を行っていくとして、LINE代表取締役社長の森川亮氏が登壇したほか、多くのプレゼンテーションが行われました。

LINEの最新状況については、日本4700万人やタイ1800万人、台湾1700万人、スペイン1500万人、インドネシア1400万人といった上位国をベースに世界で2億3000万人(2012年8月比460%増)に到達したとのこと。

また、メッセージ・スタンプを利用したコミュニケーション状況では、1日あたりのメッセージ数70億件(2012年8月比440%増)、1日あたりのスタンプ数10億件(2012年8月比488%増)となり、タイムライン機能利用状況では、世界での2013年7月実績の月間ユニークユーザー数7300万人(2012年8月比330%増)、日本のみでは2900万人(2012年8月比220%増)となっているということです。また、デイリーコミミュニケーション数(投稿数・いいね数・コメント数合計)は5400万件とのこと。

一方で、LINE連携アプリ利用状況としては、提供アプリ数52タイトルに達し、内訳としては、LINE GAMEが36タイトル、その他のLINE cameraやLINEマンガなどが16タイトルとなっており、これらの累計ダウンロード数が2億9000万件となり、LINE GAMEが1億9000万件、その他のLINE cameraやLINEマンガなどが1億件となっています。

また、LINE事業業績では、2013年2Q(4-6月期)で売上97.7億円(2012年同期比3,257%増)で、中でも、スタンプ単月売上が2013年7月実績で10.3億円、LINE連携アプリ単月売上が30.7億円となり、このうちLINE GAMEの単月売上が25.8億円となっているということです。

新サービスでは、ビデオ通話機能などの以下のものを今後投入予定であることを発表しています。

◯ビデオ通話機能:2013年秋公開予定(全世界)
Video Call

LINEの音声通話・トーク機能に加え、新たに「ビデオ通話機能」を搭載します。iPhone・Android・パソコン(WindowsおよびMac)の対応デバイス間で、無料でビデオ通話を利用することが可能です。遠く離れた恋人・家族・友人とも、お互いの表情を見ながら、好きなだけ会話を楽しむことができます。


◯LINE MUSIC:2013年内公開予定(日本国内)
LINE MUSIC

LINE MUSICは、LINEアプリ内で邦楽・洋楽・K-POPなどさまざまな楽曲を楽しむことができる音楽配信サービスです。LINE MUSICで購入した楽曲を、LINE上で繋がっている友人に共有するなど、LINEならではの新しい音楽の楽しみ方を提案し、まずは、日本国内より提供を開始。その後、世界中のユーザーがLINEで音楽を楽しむことができる環境を作っていく予定となっています。


◯LINE MALL: 2013年秋公開予定(日本国内)
LINE MALL001

LINE MALLは、スマートフォンでの利用に特化したEC(電子商取引)サービスです。アプリ内ですべての行動を最適に完結できるよう、構造を再定義。スマートフォンさえあれば、いつでもどこでも、誰でも簡単に商品の売買を行うことができる、新たなショッピング体験を実現します。


◯LINE GAME
以下のタイトルを2013年秋以降に順次公開予定です(五十音順)。
・LINE シェイク・スピア(制作:Alawar Entertainment)
・LINE ソニックダッシュ(制作:株式会社 セガ)
・LINE ドングリっス(制作:Boomlagoon Limited)
・LINE パズルボブル(制作:株式会社タイトー)
・LINE フィッシュアイランド(制作:NHN Entertainment)
・LINE Modoo Marble(制作:CJ E&M Corp. & N2Play)
・LINE レインボーチェイサー(制作:NHN&OrangeCrew)
・LINE レヴァナントゲート(制作:NHN PlayArt株式会社)
・LINE レッツ!ゴルフ(仮)(制作:ゲームロフト株式会社)
・LINE IRONSLAM(制作:WeMade Entertainment)
・LINE MapleStory Village(制作:株式会社 ネクソン)


◯LINE Web Store:9月公開予定(日本・台湾)
LINE Web Store

LINE Web Storeは、パソコンおよびスマートフォン、タブレットのWebブラウザー上からLINEの有料スタンプやLINE GAMEの有料アイテムを購入することができるWebストアです。

従来のApp StoreやGoogle Playストアによるアプリ内決済だけでなく、クレジットカード・PayPal・キャリア決済・電子マネー・プリペイドカードなど様々な決済段を利用できるウェブストアを用意し、世界中のLINEユーザーの利便性向上を図ります。まずは、日本・台湾より提供を開始し、その後、各国に適用していくとのこと。なお、決済システムは国によって異なるとしています。

なお、プリペイドカードは、日本国内のセブン-イレブン(9月30日より順次発売)、ファミリーマート(10月1日より順次発売)、ローソン(10月15日より順次発売)の合計約3万6500店舗のコンビニエンスストアで販売予定です。

LINEでは、2013年中に世界3億ユーザー突破に向けて、魅力的なサービス・コンテンツの拡充と海外展開の推進を図り、世界中の人々の生活インフラになることをめざしていくとしています。

記事執筆:memn0ck


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LINE、ビジネスカンファレンス「Hello, Friends in Tokyo 2013」を開催

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