山梨県とNTT東日本、公衆無線LANサービスで富士山ガイドブックなど外国人向け観光情報を配信
富士山ガイドブックなど外国人向け観光情報を配信中! |
山梨県とNTT東日本は、外国人観光客のさらなる利便性向上を目的に「やまなしFree Wi-Fiプロジェクト」の一環として、公衆無線LANサービス「光ステーション」のコンテンツ配信機能などを活用し、外国人観光客にニーズの高い情報を一元的に配信する「Tourist Information」の運営を2013年7月29日(月)から開始しています。
富士山北麗の山梨県内約250カ所の光ステーションから配信を開始し、今後コンテンツの充実などに併せて配信エリアを拡大する予定とのことです。
富士山は今年7月に世界文化遺産登録され、外国人観光客のさらなる増加や多国籍化が見込まれることから、充実した受け入れ体制の整備が急務となっているため、県内で整備が進む公衆無線LANサービスを利用し、インターネット接続環境の提供だけでなく、観光客の現地での行動を支援する情報や緊急時・災害時の安全にかかわる情報などを多言語で提供しています。
具体的には、「富士山の世界文化遺産構成資産に関するガイド」「県内の各種観光資源、地域産業や文化の紹介」「リアルタイムな交通情報と連携した周遊観光ナビ」「コミュニケーションをサポートする補助ツール」「避難場所の案内」など。
NTT東日本は、それらのコンテンツを「光ステーション」で閲覧できるポータルサイト「Tourist Information」上で簡易に、かつ一元的に提供。Tourist Informationを活用することで、Wi-Fi経由で外国人観光客にリアルタイムで地域情報を発信できる環境が整うとしています。
外国人観光客などは自身のスマートフォンおよびタブレットなどで、ポータルサイトに接続することで情報を手軽に入手、ダウンロードして持ち歩くこと等が可能になり、利便性が大幅に向上します。
なお、Tourist Informationの配信は富士山の北麓に設置されている山梨県内の「光ステーション」から開始し、コンテンツの充実等に併せ配信エリアを拡大する予定。
山梨県およびNTT東日本は、今回の取組みを通じ、Wi-Fiスポットを活用して、外国人観光客に楽しく、便利に、安心して滞在、周遊をしてもらう仕組みを官民連携で推進し、地域活性化をめざすとしています。
また、電子媒体での情報発信を進めることで、紙や看板等の使用を抑制し、美観の保護、環境負荷の軽減も併せて実現し、人類全体の財産である世界遺産の保護・保全にも貢献。
さらに、今後の取り組みとして、山梨県およびNTT東日本は、今後も地元自治体ややまなしFree Wi-Fiプロジェクトの協働企業とともに地域と観光客等をつなぐプラットフォームとなるTourist Informationの運営、コンテンツの充実および活用の促進を図り、外国人観光客受入環境の整備・発展をはじめとして、地域全体の活性化に向けた取組みを進めていくということです。
記事執筆:S-MAX編集部
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