普通のスマホやタブレットでもペン入力したい!ワコムのスタイラス「BAMBOO stylus solo」と「BAMBOO stylus duo」(ボールペン付)を試す【レビュー】



ワコムスタイラス「BAMBOO stylus solo/duo」を使ってみた!

スマートフォンやタブレットが普及し、画面を指で触って操作する“タッチ操作”も一般的になっています。さらに、最近では、Windows 8がタッチ操作に対応したため、パソコンでもタッチ操作をするようになってきています。

ただし、文字を書いたり、図や絵を描くなどといった細かな入力をタッチ操作のように指で触って行うことはやはり難しく、その場合は、やはりペンのようなスタイラスが欲しくなってきます。

そういった状況の中で、これまで当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」では、より繊細なタッチ入力が行える「GALAXY Noteシリーズ」や「Surface Pro」などで利用できるデジタイザーペンとして、ワコムのスタイラス「BAMBOO Stylus feel」および「BAMBOO Stylus feel carbon」を紹介してきましたが、やはり、普通のスマートフォンやタブレットのタッチパネルでもペン入力がしたいという人も多いかと思います。

そこで、今回は、同じくワコムのスタイラスでデジタイザー技術に対応していない普通のタッチパネル(静電容量式)のスマートフォンなどでも利用できる「BAMBOO stylus solo CS-100」および「BAMBOO stylus mini CS-110」を紹介したいと思います。

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BAMBOO stylus solo(左)とBAMBOO stylus duo(右)のパッケージ。


BAMBOO stylus soloとBAMBOO stylus duoはともに通常のiPhoneやXperia、GALAXY、Nexus 7などのスマートフォンやタブレットで利用できるスタイラス(ペン)で、BAMBOO stylus soloがベーシックなペンタイプなのに対し、BAMBOO stylus duoはボールペンとスタイラスが一体になったタイプとなります。

サイズおよび質量は、BAMBOO stylus soloが長さ120.8mm(キャップ除く)、直径9mm、質量18.9g、BAMBOO stylus duoが長さ131.3mm(ボールペン側にキャップを取り付けた場合)、直径9mm、質量24.1g(ボールペン芯を含む)です。また、カラーバリエーションは、BAMBOO stylus soloが6色展開(ブラック・ホワイト・レッド・ピンク・ブルー・グリーン)、BAMBOO stylus duoがブラックのみ1色展開となっています。

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BAMBOO stylus solo(左)とBAMBOO stylus duo(右)の同梱物。


付属品は、BAMBOO stylus soloおよびBAMBOO stylus duoともにペン本体、キャップ、クイックスタートガイド、リーフレットとなっており、以前に紹介したBAMBOO Stylus feelやBAMBOO Stylus feel carbonにはペン先が付属していましたが、今回紹介する両製品には付属していません。

ただし、ペン先は交換可能で、摩耗してきたらペン先の替えゴムを別途購入して取り替えることはでき、購入はオプション品扱いで、直営Webストア「ワコムストア」でのみの取り扱いとなっています。

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BAMBOO stylus solo本体(左)と市販の一般的なボールペンなどと比較したところ(右)。


BAMBOO stylus soloは、さすがにベーシックなペンタイプなので、太さ・長さも十分で持ちやすく、書きやすいです。また、ペン先のゴムにある程度の弾力があるためサラサラと書けます。また、文字や絵、図以外の操作にももちろん利用でき、その場合も指先で操作しているようになめらかに行えます。ペン先が摩耗しても交換できるので、本体が実売2,000円程度ではありますが、長く使えるのは良いところでしょう。

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BAMBOO stylus duo本体(左)と市販の一般的なボールペンなどと比較したところ(右)。


一方、BAMBOO stylus duoは、基本的にはボールペンが一体となっているだけで、持った感じなどは太さも同じですし、長さもこちらのほうが長いので、同じように書きやすくなっています。ボールペンは標準(はじめに入っている)で黒となりますが、ボールペン芯は取り外して交換が可能なので、ボール径0.7mm、直径2.3mm(突起部を除く)、長さ67.2mm以下(突起部を除く)のものであれば、変えることもできます。

ボールペン芯で使えるものは、三菱鉛筆「SE-7」やCROSS「8518」、パイロット「BRF-8F」、トンボ鉛筆「BR-VS」、LAMY「M21」といった市販品が利用できるとのことです。

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簡単な絵なら描けそうです。

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Sメモでは使えません。


実際にGALAXY NoteやNexus 7などのタッチパネル対応スマートフォン・タブレットで試してみましたが、BAMBOO stylus soloおよびBAMBOO stylus duoともにスタイラスとしては使いやすいです。また、文字だけでなく、簡単な図や絵もある程度は描けるように思います。

ただし、指と同じようにペン先に静電気を持たせてタッチパネルを反応させるというものなので、例えば、スマートフォンなどにディスプレイ保護シートなどを貼っている場合には感度が下がって書きにくくなりますし、筆圧検知も行えないので、デジタイザーペン対応製品のように繊細なタッチとまではいかないです。

また、GALAXY Noteシリーズの問題ですが、標準のメモアプリ「Sメモ」では使えないので注意してください。Bambooタブレットでも使用できません。

とはいえ、通常のタッチパネル対応のスマートフォンやタブレットでちょっと文字をメモしたいだとか、簡単な図や絵を描きたいといったことがあるのであれば、男性ならキャップで胸ポケットに刺して持ち運びやすいですし、特に、BAMBOO stylus duoはボールペンと一体なので、普段からボールペンを持ち歩いている人なら、そのボールペンの代わりに持つだけでいいので、オススメだと思います。

スマートフォンやタブレット向けのスタイラスが気になっている人は、是非、チェックしてみてください。


記事執筆:S-MAX編集部


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ワコムストア/商品詳細 Bamboo Stylus solo(CS-100/B1)
ワコムストア/商品詳細 Bamboo Stylus duo(CS-110/K0)

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