読むだけじゃなく、遊べるから楽しい! 最新の絵本「デジタルえほん」チェック
タブレット端末を駆使しているのは、もはや大人だけではありません。子どもたちも、タブレットには夢中。パパ・ママがタブレットを使っているところに、子どもが手を伸ばしてきて触りたがったという経験がある人もいるのでは?
せっかくなので、子どもたちにとって意義のある使い方をさせてあげたい、というのが親心ですよね。そこで、ぴったりなのが「デジタル絵本」。絵本といっても、イラストと文字を読むいままでのものとは、大きく違います。これによって、子どもたちにより大きな可能性を与えるメリットもあるとのことですが、それは一体?
そこで、最新の絵本をチェックしてみました!
■ワクワクするこれまでにない絵本を
多くの電子絵本を配信しているのが、「デジタルえほん」。デジタル絵本は、大日本印刷株式会社と合同で「みらいの絵本プロジェクト」を行っています。これは「動き出す絵本」、「ページのない絵本」、「自分が参加する絵本」そして「みんなでつくる絵本」などワクワクするこれまでにない絵本を発表していくというもの。
現在12個のコンテンツを発表していますが、すべて実際に子どもたちが触ることで物語が進んでいくというものです。
■タップするとボタンや糸が動物に変身する人気コンテンツ「tap*rap へんしん」
その中でも人気だというのが「tap*rap へんしん」というもの。スクリーンをタップすることで、ボタンや毛糸が集まり「ゾウ」や「ヒツジ」といった動物たちが現れます。
軽快なリズムにあわせてタップするのも楽しいし、「これは何ができるかな?」と親子で想像しながら遊ぶのもいいですね。
■動物を想像することで、特徴把握のトレーニングにも
ただ楽しいだけではなく、今までの絵本とは違う可能性を広げてくれるのがデジタルえほん。この「tap*rap へんしん」は、だんだんと完成する動物たちを追いかけることで「特徴把握」のトレーニングにも効果的です。
毛糸がゾウの鼻になったりするなど、その動物の特徴を表しているので「お鼻が長いから、これはゾウだね」と学んでいくことができるというわけです。
「この動物はほかのと、どう違うの?」と考えながら遊ぶことで、多様な判断基準を育むきっかけになるといいます。デジタルえほんでは、ここから身の回りを人物や乗り物、植物などどんどん見分けていく力がついていくことを、期待しているということです。
物語を読むだけではなく、実際に自分が物語に関わっていくというデジタルえほん。もはやゲームのようでもありますが、小さなころからデジタル端末に触れる子どもたちなら、柔軟に吸収していくのでは? タブレットは新しい技術なので、子どもにとってプラスになるか、マイナスになるかはまだ未知数のところもありますが、まずはこうした絵本のようなアナログのものから派生したもので、ちょっと試してみるというのはありかもしれません。
■tap*rap へんしんについて
発売:デジタルえほん
対応端末:iPhone/iPad
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記事提供:CoLaBo(コラボ)