人見将(ひとみまさる) 写真展“審美”を開催中【Art Gallery M84】
銀座四丁目にあってこの春オープンした歌舞伎座タワーは、誰もが知っている古くて新しいスポットだ。そんな歌舞伎座の裏にひっそりと誕生したギャラリーが「Art Gallery M84」である。先日『Art Gallery M84、丹地保堯氏の写真画展「日本の心」を開催へ』で紹介したように、今まで見た事のないような作品展を定期的に開催している。
このギャラリーは「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」まで目指している。
ギャラリーオーナーによるとアートをもっと身近に感じてもらうために、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家と顧客、顧客同士がつながって、アートの可能性を 広げていく拠点にするという壮大な目的があるそうだ。
そんな同ギャラリーが2013年6月24日(月)より人見将氏の写真展“審美”を開催中だ。
■写真と言うジャンルをこえた作品
この写真展は、Art Gallery M84の第2回目の展示会として実施する。
写真展“審美”は、フォトグラムと言う古典的な技法による「窓から見た風景」や、スキャングラム技法等による25点からなる。今回、最大274 cm×156.5cmという巨大な作品「ROAD」を含むオリジナルプリントを展示する。
本作品を見ると、見る者の思考と絡み合って生まれる“言葉にならない体験そのもの”を目に見えるアートという形に変えているように感じるだろう。フォトグラムと言う「古くて・そして新しい」技法を操り、見る者に新しい感覚を呼び覚ます人見将氏ならではの風景を堪能できる。
写真展開催に寄せて人見将氏からのメッセージ
フォトグラム作品の制作を始めて5年、「あ、何かつかんだ」と思ったらするりと抜け出ていく。うなぎは一方向にしか泳げないそうだ。追い込んでいけば捕まえられるかもしれない。私が捉えたいのは影の中にある自由なのです。
写真家 人見将
人見将(ひとみまさる) 氏略歴
1978年 埼玉県春日部市生まれ。
1998年 東京工業専門学校電気工学科卒、在学中に中古カメラ店に勤務、
独学で写真を学ぶ。
2004年 レジデンスプログラムにてメキシコに滞在する。
2008年 フォトグラム技法を使った制作を始める。
現在は高円寺から新宿にある小規模ギャラリーを中心に活動を行っているアウトサイダーアーティスト。リコーポートフォリオオーディション受賞者によるグループ「JITTER」としても活動している。
個展
2000年 「blues」楽風・浦和
2001年 「蜃気楼の灯」小野画廊2・銀座
2003年 「非・劇的な瞬間」ちめんかのや・沼袋
2004年 「青」他7作 百音、小杉湯、26日の月、ちめんかのや
2005年 「森」「うまれたての光」百音・高円寺
2006年 「感情の感覚」ATHA・京都
2012年 「窓から見た風景」Gallery Cafe 3・高円寺
「即興?写真」名曲喫茶カオリ座・大久保
グループ展
2004年 「TIERRA ASPERA」GALERIA NEBUROSA・メキシコ
2004年〜2007年 「東川町フォトフェスタ」に出品
2004年〜2012年 「東京シャッターチャンス展」に出品
2006年 「How are you, PHOTOGRAPHY?」に出品
2012年 佐藤志保、畠山雄豪、人見将による写真展「念力、滲透、輪郭」
リコーフォトギャラリーRINGCUBE・銀座
受賞
2006年 東川町フォトフェスタ・ストリート部門グランプリ受賞
2011年 リコーポートフォリオオーディション優秀賞受賞
■写真展概要
名 称 : 人見将(ひとみまさる) 写真展“審美”
展示作品数 : 25点(予定)
作品購入 : 展示作品は、全て購入可能
主 催 : Art Gallery M84
期 間 : 2013年6月24日(月)〜2013年7月6日(土) ※休館日を除く
場 所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電 話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30〜18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日及び展示の無い日
入 場 料 : 無料
■Art Gallery M84
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