インタビュー:橋本 愛「どこにもいないから、自分を探すというか、作ってる」


 2010年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞にも選ばれた『告白』への出演で注目を集め、昨年公開された『桐島、部活やめるってよ』では、キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれた橋本 愛(17)。青野春秋の同名マンガを原作に、15日より公開される映画『俺はまだ本気出してないだけ』では、主人公・大黒シズオ(堤真一)の高校生の一人娘・鈴子を演じている。

 新人女優として目覚ましい活躍を見せる彼女だが、自身の変化を理解しつつも、成長している実感はあまり無いという。自らを「そんな器用じゃない」と語る彼女から飛び出した、幼い頃になりたかった意外な職業とは…。バツイチで、42歳で突然会社を辞めて、自分探しを始めるシズオを優しく見守る鈴子を通じて、自身の家族観など、橋本 愛の姿を探した。

――今回、橋本さんが演じた鈴子は口数の少ない役柄でしたが、演じる際にどんなことを意識しましたか? 鈴子と自分の違いを感じる場面があったら教えてください。

橋本:終盤以外は、「シズオさんは5歳児だ」という視点をずっと意識していました。いつも、演じる役と自分を比較することはないのですが、今回演じた鈴子と自分の間に違いはあまり無かったかな、と思います。もし自分の父親が“シズオさん”だったら… 私も鈴子みたいな行動を取るだろうな、と。

――橋本さんは自分をどんなタイプの人間だと思いますか?

橋本:マイペースだと思います。また、実際にお会いした人から、会う前に抱いていた印象と違ったと言われることがよくあります。最初は「近寄り難い」と思われることが多いのですが、仲良くなると「もっと大人しそうな人かと思った」と言われるんです。

――仲良くなると、どんな感じになるんですか?

橋本:爆発しますね。この前、現場で仲の良い友だちに久し振りに会ったのですが、もう奇声が…。狂いそうになるくらい熱い抱擁を交わしたり(笑)。周りに気の合う人が多いかもしれません。私が知らないことを、友だちからたくさん教えてもらうんです。

――今回、鈴子の父親役として共演された、堤真一さんの印象は如何でしたか?

橋本:堤さんはカメラが回ってない時は、ちょっとお茶目で、とってもダンディな雰囲気を醸し出している方です。でも、近寄り難さみたいなものはなくて、すごく普通に会話して下さいました。また、堤さんも「やっぱり初日は緊張する」とお話しされているのを伺って、すごく感動しました。

――橋本さんのお父さんは、シズオと比べてどんな方ですか?

橋本:私の父も急に「マンガ家になる!」って、言いそうな人だと思います。そしてとても真面目です。

――家族の中で、自分の役割を考えたりしますか?

橋本:“空気が乱れた時に修復する係”を、考える前に出来ちゃっていたような気がします。

――熊本から東京に来て、家族と離れて気付いたことはありますか?

橋本:手料理が一番!熊本に帰って来たら、いつもやっぱり手料理を食べたいなぁと感じます。自分でも時々作ったりしますよ。

――本作は青野春秋さんのマンガを映画化したものですが、原作はお読みになりましたか?

橋本:現場にあった原作を少し読ませていただきました。原作がある作品に出演するとき、必ず事前に原作を読むということは特に決めていません。まず脚本を読み込み、その上で原作に目を通すかどうかその時々で変わります。

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