インタビュー:優香「ちょっとしたことを頑張れば自信がもてる」


 ドラマやバラエティ番組、グラビアなど幅広く活躍する優香が映画に主演する。5月25日より公開される映画『体脂肪計タニタの社員食堂』で、彼女が演じるのは、かつて“ポッチャリさん”だった栄養士の菜々子。明るい笑顔はそのままだが、普段の癒し系のイメージからちょっと離れた、チャキチャキの働く女性像を披露している。そんな優香に、仕事やダイエットの話を聞いてみた。

――映画『体脂肪計タニタの社員食堂』に対して、まずどんな印象を持ちましたか?

優香:最初に脚本を読んだときはコメディではなくて、優しい世界感も持った感じの映画だと思いました。ダイエットの話ではあるけど、日常のちょっとしたことを頑張れば自信が持てて、世界が広がる。こんなに楽しいことはない、というメッセージが含まれています。この映画のお話を頂く前に、写真集のために身体を絞ったら宝物のようなものができたので、自分のことが好きになっていたんです。ちょうど自分がそんな経験していた後だったので、なんだかこの映画に縁を感じました。脚本は最初と違ってどんどんコメディの方向に変わっていきましたけど、結果的にテンポも良かったのでよかったなと感じています。

――コメディの現場なら楽しそうですね。

優香:映画を通して実際にダイエットをしている方もいて、食事や運動を一緒にしたので楽しかったし、キツかったし(笑)。だからこそみんなでわかりあえて、戦友のような感じでしたね。監督はおデブちゃんたちをとにかく可愛く見えるように意識していたし、みんな本当に頑張ってダイエットをしたので、その頑張りが伝わればいいなと思っています。楽しいなと思っていたら、意外とうるっとくる部分があって、観た人が頑張ろうって、1、2%だけでも思ってくれたらいいなと思います(笑)。

――主人公の菜々子役を演じる上で気をつけたことを教えてください。

優香:気をつけた点は、菜々子は学生時代に太っていたことにコンプレックスを持っているので、太っているみんなの気持ちもわかっているんですよね。ダイエットをするみんなと同じ目線で応援して、お尻をたたく、気持ちの部分は大切にしました。

――優香さんのみんなを元気にするイメージが、菜々子と重なるのですが、人間関係で心がけていることはありますか?

優香:誰とでも仲良くなれそうなイメージを持たれますが、意外とそうでもない部分もあります。色んな現場に行くので、常に新しい人と会わなければならないことがストレスになる場合もあって。ただ、子供の頃から大人と過ごすことが多かったので、わりと空気を感じるのがうまいのかもしれません。喧嘩とか争いごとは嫌なので、八方美人と思われるかもしれないけど、平和が一番。その場、その場で自分の役割を見つけていくことは好きだと思います。

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