フィーチャーフォンのような使い心地の「エントリーホーム」を搭載!使いやすさをカスタマイズできるau向け4G LTE対応スマホ「URBANO L01」を写真と動画でチェック【レポート】



落ち着いたデザインと使いやすさにこだわった新URBANOを紹介!

既報の通り、KDDIおよび沖縄セルラーは20日、今夏以降に発売予定の新モデルなどを発表する「au 発表会 2013 Summer」を開催し、高速通信規格「LTE(FDD-LTE)」によるデータ通信サービス「4G LTE」に対応した京セラ製Androidスマートフォン「URBANO L01」(以下、L01)を2013年6月下旬以降に発売予定であると発表しました。

L01は従来型の携帯電話(フィーチャーフォン、いわゆる“ガラケー”)を強く意識した大きい文字や見やすいアイコンを採用した使いやすいユーザーインターフェース(UI)のホームアプリ「エントリーホーム」を初搭載し、まさに「フィーチャーフォンからスマホへ乗り換える人向けモデル」となっています。

今回は、このL01について、発表会における展示会場にて実機を試すことができましたので、写真と動画を交えて紹介します。

◯定番の落ち着いた外観にフィーチャーフォン機能もしっかりサポート
L01は京セラのスマートフォン「URBANOシリーズ」の新機種で、落ち着きのある本体カラーや筺体デザインが他のスマートフォンとは違った魅力を持った端末です。

日本向けのフィーチャーフォンでニーズの高かったおサイフケータイ(Felica)やワンセグ、赤外線通信、防水(IPX6およびIPX8準拠)、防塵(IP5X準拠)などの機能もしっかりとサポートし、通話の際に賑やかな場所でも相手の声をハッキリと聴きとることができる「スマートソニックレシーバー」も前モデル「URBANO PROGRESSO ISW12K」(以下、ISW12K)から引き続き搭載されています。スマートソニックレシーバーは、初搭載されたISW12Kよりも音圧が向上されており、より聞こえやすくなっているほか、新しく「聞こえ調整」機能に対応しています。

本体カラーは、グリーンおよびホワイト、ブルー、ブラックの4色が用意されています。ディスプレイは、約4.7インチHD(720×1280ドット)TFT液晶(最大1677万色表示)を搭載しています。サイズは、大きさが約65(幅)×134(高さ)×10.8(厚さ)mm(最厚部約11.3mm)で、質量が約140g。

OSにはAndroid 4.2.2(開発コード名:Jelly Bean)を採用し、チップセットには最大1.5GHz駆動のデュアルコアCPUを内蔵したQualcomm製「MSM8960」を採用。本体メモリーは保存用(ROM)に16GB、作業用(RAM)に2GBを搭載しています。外部メモリーに最大64GBまでのmicroSD/microSDHC/microSDXCカードスロットを搭載し、バッテリー容量は2700mAhとなっています。

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表面 左からホワイト・グリーン・ブラック・ブルー

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裏面

手触りがブラックとブルーではマットな柔らかみのあるものになっており、ホワイトとグリーンは一般的なプラ樹脂のつるつるとしたものになっています。

本体正面には有効約97万画素CMOSセンサーのインカメラに輝度・近接センサーが配置されています。表側下部にあるホームキーおよびメニューキー、バックキーが配置されており、ぞれぞれハードキーとなっていて、非常に押しやすく、画面オフからの復帰もホームキーを押すことでキーロック画面を再表示させることができます。

なお、前述の通り、スマートソニックレシーバーを搭載しているので通話用スピーカーはありません。

本体背面にはフラッシュライト付き有効約1300万画素CMOSアウトカメラに、FelicaおよびNFCポート、赤外線ポートがあります。

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天面と底面

本体天面には電源キーおよび3.5mmイヤフォンマイクジャック、動画などの撮影用のマイクと中央のカバ−の中にmicroUSB端子(MHL対応)があります。また、本体底面にはストラップホールがあります。

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右側面と左側面

右側面には音量上下キーとワンセグ受信用アンテナが、左側面には充電台で利用するための充電用接点があります。

モバイルデータ通信は3G(CDMA2000 1X)と4G LTE(LTE)に対応し、海外ではCDMAおよびGSM、UMTS(W-CDMA)のデータ通信が可能となっています。その他の通信方式では、2.4および5GHzに対応したIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)・Bluetooth 4.0、GPS、FelicaおよびNFCに対応となっています。最大10台までのWi-FiテザリングやDLNA、DTCP-IP、緊急速報メールにも対応しています。

連続通話時間(3G)は、約1210分、連続待受時間は、3Gで約620時間、LTEで510時間、充電時間は、約140分となっています。


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Androidのバージョンは4.2.2



◯フィーチャーフォンのUIをスマートフォンで再現した「エントリーホーム」
L01で初搭載となったのが、スマートフォンでフィーチャーフォンのようなUIを再現した「エントリーホーム」になります。

大き目のアイコンを整列、または項目を縦に並べたリストタイプものの2種類のデザインを選択可能で、「これまでフィーチャーフォンを使い続けていて、初めてスマートフォンを使う」といったユーザーでも、違和感なく本機を使うことができます。

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エントリーホームは2種類のレイアウトから選択可能


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エントリーホームアイコン表示(左)とエントリーホームリスト表示(右)

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エントリーホームの待ち受け画面

ホーム画面も「フィーチャーフォンの待ち受け画面」然としており、横へスクロールはできなくなっている他、メールや着信の通知が表示されるなど、フィーチャーフォンからの乗り換えでないユーザーが扱っても非常にわかりやすいものとなっています。

その他にも、ISW12Kにも搭載され得ていた「シンプルメニュー」やAndroid標準の最大設定「特大」よりも、更に大きな文字サイズ設定の「最大(でか文字)」など、使うユーザーにとって一番使いやすい設定を幅広くカスタマイズすることができます。

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「シンプルメニュー」と文字サイズの「最大(でか文字)」


なお、本機には専用の充電台(急速充電対応)が付属しており、充電しながら操作することもできます。さらに、2013年9月に非接触充電規格「Qi(チー)」に対応したバッテリーとワイヤレス充電台もオプションとして提供される予定だということです。

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充電台に載せたところ



それでは、最後に実際に操作している動画を用意いたしましたのでご覧ください。

S-MAX:京セラ製「URBANO L01」ファーストインプレッション(1)


S-MAX:京セラ製「URBANO L01」ファーストインプレッション(2)


◯主な仕様
基本スペック
商品名URBANO L01
OSAndroid 4.2
メーカー京セラ
ディスプレイ約4.7インチ TFT液晶 HD
重量約140g
カメラメインカメラ: 約1300万画素/CMOS
サブカメラ: 約97万画素/CMOS
電池容量2,700mAh
サイズ約65 (W) ×134 (H) ×10.8 (D) mm
メモリ約16GB (ROM) /約 2GB (RAM)
連続通話/待受時間通話時間: 約1,210分
待受時間: 約620時間 (3G) 約510時間 (LTE)
カラーグリーン、ホワイト、ブルー、ブラック
外部メモリmicroSDXC (最大64GBまで)

対応サービス・機能
Eメール(@ezweb.ne.jp)
Bluetooth(ver4.0)+EDR
グローバルパスポート
SMS
Wi-Fi (IEEE 802.11 a/b/g/n)
ワンセグ
テザリング(最大接続数10台)
auスマートパス
おサイフケータイ
4G LTE
受信時最大速度100Mbps
NFC
WIN HIGH SPEED
赤外線通信
安心アクセス for Android
※今回試した展示機は発売前のバージョンであり製品版では仕様が変更になる場合があります。

記事執筆:河童丸


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
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S-MAX - Facebookページ
URBANO L01│スマートフォン│au
URBANO(アルバーノ) | 京セラ
KDDI、au向け「2013年夏モデル 新商品・新サービス 発表会」を開催!Androidスマートフォン4機種を発表で4G LTEは下り100Mbpsに高速化へ

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