デュアルネットワーク対応!超大容量5000mAhバッテリー搭載でスマホの充電もできるモバイルWi-Fiルーター「PocketWiFi 203Z」を写真でチェック【レポート】


5000mAhの大容量バッテリ、スマートフォンへの給電に対応したモバイルWi-Fiルーター「PocketWiFi 203Z」

既報の通り、ソフトバンクモバイルは7日、2013年夏以降に発売予定の新製品などを発表する「2013 Summer 新商品発表会」を都内で開催し、5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、スマートフォンへの給電にも対応したモバイルWi-Fiルーター「PocketWiFi 203Z」(ZTE製)を発表した。発売時期は2013年8月となる予定。

今回は、このPocketWiFi 203Zが発表会場にて展示されていたので、実際にタッチ&トライしてきたので、サイズ感などを含め紹介しよう。

PocetWiFi 203Zは、TD-LTEに完全互換性があるとされる超高速通信規格「AXGP」によるデータ通信サービス「SoftBank 4G」に対応し、下り通信速度は最大110Mbpsで利用可能。また、ソフトバンクモバイルのモバイルWi-Fiルーターとしては初めて、イー・アクセスが提供するFDD-LTE規格による下り最大75Mbpsのデータ通信サービス「EMOBILE LTE」にも対応し、EMOBILE LTE対応エリアでは、EMOBILE LTEのネットワークが利用可能となっている。


本体正面



本体側面



本体上側面


それ以外にも、PocketWiFi 203Zの特徴は、5000mAhの大容量バッテリーと、大容量のバッテリーを活かしたスマートフォンへの給電機能で、スマートフォンへの給電は5.2V/1Aで出力される。

モバイルインターネット通信は、SoftBank 4G(AXGP)およびULTRA SPEED(W-CDMA/HSPA+)のほか、ソフトバンクモバイルのモバイルWi-Fiルーターとしては初めてEMOBILE LTEに対応するわけだが、ネットワークの接続設定などにより、通信するネットワークの種類(LTEもしくは3G)の固定や、ユーザ側でのネットワーク接続の優先順位設定には非対応となる。

また、ソフトバンクWi-Fiスポットにも対応しており、ソフトバンクWi-FiスポットのエリアではWAN側をソフトバンクWi-Fiスポット経由で接続し通信ができる。

説明員によると、ソフトバンクWi-Fiスポットの接続時の認証は、SIMカードによる認証に対応しているため、従来よりスムーズに接続が可能としている。

WAN側のWi-Fi接続機能は、自宅の無線LANなどへの接続するなどの用途を考えて対応されているが、自宅用のクレードルなどは非対応となる予定。

なお、説明員の話では、PocketWiFi 203Zは、USB接続(WindowsおよびMac OS)に対応し、同時接続数は最大で14台。マルチSSIDに対応するが、SSIDごとの接続数上限については不明とのことだ。

料金プランなどの詳細は不明となっており、今後の発表に期待したい。

◯主な仕様(予定)
通信方式AXGP方式(2.5GHz)
FDD-LTE方式(1.7GHz)
W-CDMA方式(1.5GHz/1.7GHz)
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ110mm×67.5mm×18.6mm/未定
連続通信時間/連続待受時間 約13時間/約640時間
内蔵バッテリー 約5000mAh
通信速度下り最大:110Mbps
上り最大:10Mbps
ディスプレー1.4インチカラー液晶
Wi-FiIEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
同時最大接続台数14台


記事執筆:shimajiro


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Pocket WiFi SoftBank 203Z(ZTE製)の概要 | ソフトバンクモバイル株式会社

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