ベッキーさんが着物姿で登場! ソースネクストが世界の有力企業5社と提携




いまどき仕事でパソコンを使っていますか? なんて質問が陳腐なくらいビジネスユーザーならPCが必須のデバイスになっている。そのPCは「ソフト(アプリケーション)がなければタダの箱」と言われるくらい、パソコンにとってソフトは重要なものだ。ビジネスユースからパーソナルユースま、多くのソフトを提供している老舗メーカーであるソースネクストが新たな展開について発表を行った。

同社は2013年4月24日、都内において報道関係者向けに「海外事業戦略発表会」を開催した。発表会では、ゲストスピーカーとして「Dropbox」のCreative Director Jon Ying氏をはじめとする海外のサービスベンダー、ソフトハウスなど同社のパートナーゲストが登場したほか、イメージキャラクターを務めるベッキーさんのトークセッションも行われるなど盛況だった。その様子をお伝えしよう。

■3年で100タイトルを発売したい - ソースネクスト 松田社長
発表会は、ソースネクスト株式会社 代表取締役社長 松田 憲幸 氏の挨拶から始まった。

松田社長は、

「4年前にPCソフトオンリーではなく、スマホやMacなど含めたソフトウェア全域まで扱う製品を広めるということで、「みんなでわくわくパソコンソフト」から「ソフトでワクワク」にスローガンを変更いたしました。PCソフト以外ではAndroidソフトを中心に提供するようになりまして、現在、23タイトルを発売しています。スマートフォン関連の売り上げに関しましては、昨年に比べて8倍の売り上げに達しました。」

と、現状を報告した。
ソースネクスト株式会社 代表取締役社長 松田 憲幸 氏


同社の強みは、

1.リテール
2.EC、
3.Androidアプリ


の3つだそうで、これらにより、経常利益は昨年の2億2,500万円から6億1,700万円と約2.7倍の成長となった。
経常利益は約2.7倍の成長となった


ソースネクストのロゴは、地球、および人の顔を現しており、喜びと感動を世界中に広げていくことが同社の企業理念という。設立以来、この理念は変わらないそうだ。

「当社の場合、製品を通じて、喜びと感動を、世界中の人々に広げることにより、世界一エキサイティングな企業になる。これが企業目標です。」と、同社の企業目標に変化がないことを強調。今回の海外事業戦略は、いわば同社の企業目標の正常進化形と言えるだろう。
ソースネクストのロゴ


松田社長は、

「日本のIT市場規模は米国に次いで2位です。またリテール市場も圧倒的に大きいというのが特長です。その反面、(日本市場に)入りにくいものとしては、英語を話す人がほとんどいない、ドルもそのまま使うことができません。そして、流通構造が非常に複雑である。またお客様がある意味、非常に厳しいですので、手厚いサポートが必要で。日本のマーケットは非常に魅力があるんですけど、参入が非常に難しいという特性があります。」

と、日本マーケットの特徴を説明した。
日本マーケットの特徴


同社は今までも海外製品の販売を行っているが、今回はシリコンバレーにある程度フォーカスして、海外製品の日本市場での販売を行うという。そのために、昨年の9月、米国のシリコンバレーに現地法人も設立した。

発表会の最後に松田社長は、

「ソースネクストは、世界中の素晴らしい製品を日本に集めてきて、3年で100タイトルを発売したいと考えております。」と、同社の2013年の戦略を明らかにした。

その手始めに今回、世界の有力企業5社と提携し、パッケージ版の「Dropbox」をはじめ、「NovaBACKUP」「Livescribe wifi スマートペン」「Wi-Fiセキュリティ」「超フォトムービー」と、5つのサービスや製品を発売するという発表があった。
今回、販売する海外製品



1996年の設立以来、パソコンソフトを中心にコンシューマー向けの企画・開発・販売を行ってきたソースネクストだが、近年、ユーザーを取り巻く環境は、スマートフォン、タブレット、クラウドサービスの普及により、大きく変化している。

同社は今後も、パソコンソフトの枠を越え、良いサービス・製品を、シリコンバレーを中心に世界中から集め、日本市場に優れたソフトを提供していくとしている。

ソースネクスト

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