NTTドコモ、ケータイ安全教室の受講人数が500万を突破と発表!内容もスマホ普及などに合わせ拡充中
ケータイ安全教室が500万人を突破! |
NTTドコモは9日、携帯電話の利用時に起こる可能性のある危険やトラブルから子どもたちを守るために実施している「ケータイ安全教室」の受講人数が2013年3月末に500万人を突破したと発表しています。
ケータイ安全教室は、2004年から実施を開始し、約9年間で約3万4500回の教室開催をしてきたとのこと。直近では、スマートフォンの普及に合わせて2012年度から使用教材をスマートフォン向けの内容も拡充していおり、今後も、携帯電話の安心・安全に利用してもらうために率先して開催していくということです。
ケータイ安全教室は、学校(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校など)や地域の生涯学習センターなどに講師を派遣し、携帯電話を安心・安全に利用してもらうために、関連する事件やトラブルの事例などを子どもたちやその家族、教職員に紹介し、トラブルに巻き込まれないための注意点や対処方法およびルールやマナーを説明するセミナーです。
教室では、受講者にあわせた5つのカリキュラム(入門編、応用編、保護者・教員編、シニア編、特別支援学校編)を用意しています。また、使用教材もスマートフォンを利用するユーザーの拡大に合わせ、2012年度からスマートフォンを安心・安全に利用するための内容を追加するなど、環境の変化に応じた充実も図っているとのことです。各カリキュラムの概要は、以下のとおり。
◯ケータイ安全教室の主な教室内容
・入門編(主に小学校高学年や中学校などの生徒向け)
教室概要:ケータイをこれから持つ際の参考として、または持ち始めの頃のケータイの安心・安全な使い方、使う上での基本的なルールやマナーについて、アニメーションやスライドで説明。
教室時間:約45分
・応用編(主に中学校や高等学校などの生徒向け)
教室概要:ケータイを使い慣れてきた頃のケータイの安心・安全な使い方、使う上でのルールやマナー、ネットコミュニケーションや個人情報漏洩など、被害者と加害者、それぞれの観点で具体的な事例をスライドや再現ドラマで説明。
教室時間:約50分
・保護者・教員編
教室概要:「子どもを守る」という観点から「子どもとネット社会」の現状をご理解いただき、保護者や指導者としてどのように子どもたちに指導すべきか、具体的な事例をスライドや再現ドラマで説明。
教室時間:約50分
・シニア編
教室概要:ケータイのある生活を楽しむために知っていただきたい公共の場でのルールとマナー、災害時に身を守るためのサービスなどをご紹介するとともに、ケータイに関わるトラブルに巻き込まれないために携帯電話を悪用した振り込め詐欺などの実態や犯罪から身を守るための対策をスライドや再現ドラマで説明。
教室時間:約50分
・特別支援学校編
教室概要:全国の特別支援学校(視覚障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、肢体不自由者、病弱者)、障がい者職業センター、病院(デイケア患者)、企業(特例子会社)を対象に、「入門編」、「応用編」、「保護者・教員編」に準じた内容を説明。
教室時間:「入門編」、「応用編」、「保護者・教員編」に準じる
さらに、NTTドコモのWebサイトでは、より多くの人に注意点や対処方法などを知ってもらうために、ケータイ安全教室の学習教材を配信しています。
今後も、スマートフォン利用の急速な拡大をはじめとする携帯電話を取り巻く環境の変化を踏まえ、さまざまな危険やトラブルを回避できる方法をより適切に案内していけるよう改善を続けていくということです。
今回、このケータイ安全教室の受講人数が500万人を突破したということで、今後も、NTTドコモでは、携帯電話の利用に関連した危険やトラブルから子どもたちを守るための重要な施策の1つとしてケータイ安全教室を継続して展開していくそうです。
受講人数だけではなく、開催数としても、ケータイ安全教室は、2004年から約9年間で約3万4500回に達しています。
なお、ケータイ安全教室の受講人数および開催数の推移は、以下の通りとなっています。
◯ケータイ安全教室の開催数と受講人数
年度 | 開催数(回) | 受講人数(人) |
2004年度 | 14 | 約2,000 |
2005年度 | 約670 | 約90,000 |
2006年度 | 約1,500 | 約210,000 |
2007年度 | 約2,400 | 約400,000 |
2008年度 | 約4,600 | 約790,000 |
2009年度 | 約5,500 | 約800,000 |
2010年度 | 約6,100 | 約870,000 |
2011年度 | 約7,100 | 約950,000 |
2012年度 | 約6,700 | 約930,000 |
NTTドコモでは、これからも安心・安全の実現に向け、社会的な課題の解決に真摯に取り組み、企業の社会的責任を果たしていくとしています。
記事執筆:memn0ck
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・報道発表資料 : 「ケータイ安全教室」の受講人数が500万人を突破 | お知らせ | NTTドコモ