トニー・レオンVSチャン・ツィイー ウォン・カーウァイ監督初のカンフー映画『グランド・マスター』の美麗アクションシーン公開
かのブルース・リーの師匠として知られる中国武術・詠春拳の達人であるイップ・マン(葉問)。近年では香港アクションの大スター、ドニー・イェンが演じた伝説の男に『インファナル・アフェア』のトニー・レオンが挑む。『恋する惑星』、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』のウォン・カーウァイ監督が描く、壮絶な歴史の波に翻弄されながらも中国武術を受け継いだ宗師(グランド・マスター)たちの死闘、そして愛憎。このたび解禁となった特報で、俳優陣の華麗なるカンフーアクションが披露された。
20世紀初頭の中国。引退間際の北の八掛拳の宗師であるバオセンは、生涯にわたって築いた流派統一の任を後継者に譲ろうとする。候補は弟子のマーサンと南の詠春拳の宗師・イップ・マン。バオセンの娘であり六十四手の使い手でもあるゴンアーも名乗りをあげるが、マーサンの裏切りから壮絶なる復讐劇と後継者争いが始まる。果たして、真のグランド・マスターとなるのは誰か?
本作品で初のカンフー映画に挑戦したウォン・カーウァイ監督は、スローモーションやクローズアップを用いてアクションシーンをドラマチックに演出。『マトリックス』シリーズのアクション監督を務めたユエン・ウーピンによる本格アクションを端正に撮り上げた。カンフーの歴史に真正面から迫る壮大な物語にリアリティを持たせるため、主演のトニー・レオンとヒロインのチャン・ツィイーは、4年間に及ぶトレーニングで力強く流麗なアクションを体得。『レッドクリフ』で孫権を演じたチャン・チェンと三つ巴のバトルを繰り広げる。
詩的な演出とアクションを融合させた意外性のある本作は、中国圏においてカーウァイ監督作品史上最大のヒットを記録。この上なく美しいカンフーバトルに期待したい。
『グランド・マスター』は、5月31日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国ロードショー
・『グランド・マスター』 - 公式サイト
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