スマートフォンやタブレットで使える!「Microsoft Wedge Mobile Keyboard」のアメリカ英語版を買ってみた【コラム】



スマホやタブレットにもピッタリです!

現在販売されているほぼ全てのスマートフォン・タブレットには「Bluetooth」機能が付いています。これは、周辺機器を無線でつなぐための統一規格で、さまざまなメーカーから対応するキーボード、マウス、イヤホンマイクなどが発売されています。

スマートフォンやタブレットでキーボードを使う、ということについては、先日、2106bpm氏もレビューしていますが、こちらはマイクロUSB接続のもの。今回、私は、「Microsoft Wedge Mobile Keyboard」というBluetoothキーボードについて書いていこうと思います。ただし、日本で正規販売されている日本語(JIS)配列のものではなく、東京・秋葉原のモバイルショップ「JAN-GLE」が平行輸入したアメリカ英語(ASCII)配列のものです。

何故、わざわざアメリカ英語配列のものを選んだのか。その理由も含めて写真つきでレビュー風のコラムとして書いていきます。


Bluetooth 3.0に準拠し、世にあるほとんどのスマホ・タブレットで使えます


パッケージにはWindows 8 Compatible、Mac、Androidの各ロゴ

Wedge Mobile KeyboardはBluetooth 3.0に準拠しています。そのため、世に出ているほとんどのスマホ・タブレットで使うことができます。パッケージにはWindows 8パソコン・タブレットで互換性を持つことを示す「Windows 8 Compatible」ロゴがあるのは、Microsoft製品だから当たり前だとしても、Macで互換性を持つことを示すMacロゴ、そして、Android端末で使えることを示すドロイド君まであります。

Wedge Mobile Keyboardは、Windows 7・8またはMac OS X 10.6(Snow Leopard)・10.7(Lion)が稼働するパソコンと、Windows・iOS・Androidが稼働するスマホ・タブレットでの動作をサポートしています。もちろん、パソコン・スマホ・タブレットいずれもBluetoothを搭載している必要があります。

パソコンの場合、Bluetoothが無ければ安くて1000円台からUSB接続のアダプター(ドングル)が売っているので、必要に応じて別途購入しましょう。ちなみに、筆者の私物パソコンは全てBluetooth内蔵ですし、フィーチャーフォンも全てBluetoothを搭載しています。“Bluetooth沼”にはまってますね。ええ。


WMK-5
箱を開けるとキーボードがお出まし


スマホ・タブレットでの利用を考えたアメリカ英語配列です

キーの刻印はWindows 8に最適化されていますが、メディアコントロールキーはほかのOSでも普通に使うことができます。スマホに手を伸ばさなくても音量調整できるのは便利です。通常のファンクションキーはFnキーと組み合わせることで入力できます。

日本国内で正規購入できるWedge Keyboardは、先述の通り、日本語配列です。何故、わざわざ保証の面で不利な上に価格も高めな並行輸入のアメリカ英語配列のものを買ったのか。それは、スマホ・タブレットでのトラブルを避けるためです。Android 4.0までを搭載するスマホ・タブレットでは、外部キーボードとしてアメリカ英語配列のものしか想定していないんですよね。そのような場合、日本語配列のものを使うと、記号入力で特に困るんです…。

富士通のAndroid 4.0スマホ・タブレットでは、独自実装で配列補正機能を搭載していましたが、何故か一部のBluetoothキーボードでは上手く作動しませんでした。Android 4.1では、いよいよOS標準機能として物理キーボードの配列選択機能が追加されましたが、メーカーによっては、この機能を殺しているケースもあるようで…。

そんな状況ではアメリカ英語配列のBluetoothキーボードを積極的に選ぶ理由は多分にあれど、日本語配列のそれを積極的に選ぶ理由が皆無なんですよ…。日本マイクロソフトにおかれましては、是非ともアメリカ英語配列版も数量限定で良いから日本国内で正規販売してください、お願いします、状態です。



裏面には新しいMicrosoftロゴ

キーボード裏面には滑り止めゴムと、電池入れを兼ねたキーボードスタンドがあります。これが結構良い感じで、打ちやすさを演出しています。



スタンド左側にはペアリングボタン


右側の電池ホルダーにはコンプライアンス表示も

キーボードスタンド左側には、Bluetoothのペアリングボタンが付いています。パソコンやスマホ・タブレットで使い始める際は、このボタンを押して相手側の機器に認識させる必要があります。

右側には電池ホルダーがついています。このキーボードに必要な電源は単4電池2本。ここに入れると使える訳ですね。ここには各国・地域で使えるようにする上で重要なコンプライアンス(法令)表示がなされています。日本で無線機器として使えることを示す「技術適合認証」(いわゆる「技適」)のマークも付いています。日本国内でも合法的に使えるほか、海外の各種認証も通過しているため、海外へ行っても安心して使えます。





スマホ・タブレットのスタンドにもなるキーボードカバーも付属

キーボードの汚れなどを防ぐカバーにも工夫がなされています。キーボードにこのカバーをかぶせると、自動的に電源がオフに、外すとオンになります(Fn+Escキーを長押ししても電源操作は可能です)。はずしたカバーは折り曲げるとスマホ・タブレットのスタンドになります。別途スタンドの類いを買わなくて良いのはいいですね。



マニュアルは日本語ありません(当たり前?)

マニュアル類は、市場ごとに収録言語が異なっており、アメリカ英語版には日本語での記載がありません。Microsoftのアメリカのサポートサイトで日本語(Japanese)を含むマニュアル類が用意されているので、必要に応じて閲覧・ダウンロードすると良いでしょう。

ということで、本格的に使ってみていますが、なかなか良い感じです。もう少し経ったら、感想も書こうと思ってます。


※この記事は、「Microsoft Wedge Mobile Keyborad(US)を買ってしまったよ!」を再構成したものです。

執筆:せう(Sho INOUE)

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