違法ユーザーに容赦ないアドビ
アドビシステムズの説明によると昨年の12月13日に“技術的な理由”によってAdobe Creative Suite 2製品とAdobe Acrobat 7のアクティベーションサーバーを停止。そのため再インストール時にアクティベーションできずに使えないというような状況が発生することが考えられたため、Windows XPなどの旧来のオペレーティングシステム上で継続してCS2製品やAcrobat 7を使いたいと考えているユーザーに引き続き利用できるよう、CS2およびAcrobat 7の“正規ライセンスを所有されているユーザー”を対象として、アクティベーションサーバーを介在しなくても動作するソフトウェアを直接提供するために公開したとのことだ。
この公開は「同社が不特定多数のユーザーに対して無償でソフトウェアを提供することが目的ではない」ということ。既存の“正規ライセンスを所有しているユーザー”の利便性を損なわないためのユーザーサポートの一環であり、正規ライセンスを所有していないユーザーがこうしたソフトをダウンロードして利用することは“ライセンス違反となり得る”ことを理解してもらいたいということだ。
なおAdobe IDを所有していて同社の製品を登録している人であれば、マイアカウントから使用中の製品を確認することができる。なお、筆者はAcrobat Standard 7.0ユーザーだったのでアクティベート不要版をダウンロードした。「ラッキー!」と思って正規ライセンスも持たずにダウンロードした人がいたとしたら要注意だ。
「ダウンロードできる状態にしたほうが悪い」という理屈は残念ながら通用しない。ことアドビシステムズに関しては、違法な方法で同社のソフトウェアのインストールを行っているユーザーに対して、個人であっても“容赦ない”対応をすることで知られている。
どのアプリの正規ユーザーかはマイアカウントで確認できる |
■Adobe Creative Suite 2 製品およびAdobe Acrobat 7の アクティベーションサーバーに関するお知らせ
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学生・教職員個人版 Adobe Creative Suite 6 Design Standard Windows版 (要シリアル番号申請)