Wii Uの更新はバックグラウンドで! 見落とすとセットアップに時間のかかるWii U【デジ通】


すでに紹介していたように、任天堂の新しい据え置き型ゲーム機「Wii U」がアメリカ、ヨーロッパに次いで日本でも発売になった。

アメリカで発売された際、アップデートサーバーにユーザーが殺到してプログラムの更新に時間がかかるなどトラブルが発生したようだが、数週間遅れた日本でも似たような状況になってしまったようだ。

昔のゲーム機は、最低限の配線などを行えば、すぐにゲームをプレイできた。しかし、Wii Uではネットワーク機能を活用しており、インターネットに接続してアップデートしたり、各種設定が必要な項目が多過ぎるため、パッケージを開封したら即座にプレイできるとは言えないようになってしまった。



Wii Uは、Wiiと比べてゲーム機としての性能が単に向上しただけではなく、インターネットを使い積極的にネットワークを利用するようになっている。ネットにつながっていないと利用できない機能が豊富に備わっている。

たとえばニンテンドーネットワークIDを取得する必要があったりと、インターネットとは何か? 無線LANとは何? といった説明から始めなければいけないような人にとってのハードルが高い機械になっている。

Wii Uのパフォーマンスを余すことなく活用するには、インターネットやネットワーク接続の知識が必須であり、昔のゲーム機のように簡単には始められないようになっていることに注意してほしい。

自宅でWi-Fi設定などをしたことのない人はもちろん、利用者のアカウント登録など、初期設定を行うのに、それなりの時間、そしてスキルが必要になっているのだ。

さらに、発売直後に出荷されたロットでは、初期状態からのプログラムアップデートに時間がかかり、発売日にWii Uをットした筆者は、初期設定とアップデートで、ダウンロードやインストール作業を含め1時間弱かかった。

特に一番時間がかかったのは合計45分ほどかかったプログラムアップデートのためのダウンロードだ。アップデートサーバーにユーザーが殺到したため、通常よりもダウンロードに時間がかかってしまったのだと思う。

今後は、こうした混雑も緩和され、ダウンロード時間が短くなるだろうし、今後出荷される製品は、あらかじめアップデートされた状態で出荷されると思われる。

このような長時間のダウンロードは初期ロットを入手したユーザーだけのことだろう。

■実は遊びながらでもアップデート可能だった!?
後で気が付いたのだが、このアップデートはバックグラウンドで行うように設定できたようで、その場でのアップデートを選択しなければ、ゲームタイトルを遊んだり、他の設定を進めることができたのだ。プレイしている最中に裏で自動的にアップデートファイルがダウンロードされるのがわかっていたら、無駄に45分待つ必要がなかったと思うとかなり悔やまれる。

事前にセットアップに関する情報を何も収集しない状態から始めたための見落としだが、これからWii Uを購入して、セットアップを行おうと考えている人は、時間をロスしないように注意して欲しい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

デジ通の記事をもっと見る
iOSへの過信は禁物! 安全性が高いからこそ危険なiOS
4K動画も撮影できるアクションカメラ! 「GoPro HERO3」がいよいよ日本で登場
ウイルス対策では防げない! ネット詐欺対策には「SagiWall」がおススメ!
直行便も運行される家電ショーのCES 航空券は高騰気味行くなら早めに【デジ通】
超小型のビデオカメラ! カメラ目線の迫力ある動画が撮れるアクションカム
愛犬レベルを毎日上げるには… スマートペット育成記最終回
渡米の必要なし! 日本にいながら年額6,000円でAT&T GoPhoneの海外携帯を維持する

Wii U プレミアムセット (WUP-S-KAFC)
Wii U プレミアムセット (WUP-S-KAFC)

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【デジカメ調査室】これからの一眼レフは1000万画素がスタンダード

2006年は、一眼レフのブームや低価格化が進んだことにより各メーカーから数々のデジタル一眼レフカメラが発売された。その中でも脚光を浴びたのが、今回紹介するNikon「D80」とPENTAX「K10D」ではないだろうか。「D80」は、低価格の一眼…

【ケータイラボ】ゲーム機を彷彿させるタッチパネル付2画面ケータイ「D800iDS」

「D800iDS」は、タッチパネル付2画面ケータイ。形状は折り畳みタイプのケータイで、開いた状態で上下に液晶画面を搭載し、下部の画面がタッチパネルとなっている。ライフスタイルに合わせて、タッチパネルのデザインや操作方法を選択す…

【デジカメ調査室】買うならどっち?初めてのデジタル一眼

昨年9月に発売されたCanonのEOS Kiss Digital Xと、同年12月に発売されたNikonのD40と、現在人気の2台のエントリーモデルを比較してみた。キヤノンのEOS Kiss Digital Xは、デジタル一眼レフブームの火付け役になったEOS Kiss Digital…

【デジカメ調査室】強力二重奏!新「LUMIX」シリーズ6機種発表

松下電器産業は2007年1月31日(水)、パナソニックセンター東京において、デジタルカメラ「LUMIX」シリーズ新製品6機種の記者発表会を行った。今回発表された製品は、世界最薄※1・広角28mm※2ズームレンズ搭載の「FX30」、世界最小※…