日本を代表するアーティストが夢の競演、『大奥』主題歌PVを解禁


 2010年10月に劇場公開され、男女逆転の世界が話題となり大ヒットした映画『大奥』。あれから2年が過ぎ“連続ドラマ+映画”という続篇プロジェクトとして、10月からTBS系で放送開始したドラマ「大奥〜誕生[有功・家光篇]」に続き、12月22日からは映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』が全国公開となる。

 江戸時代最も華やかな元禄期、世継ぎ問題に端を発し陰謀と愛憎が渦巻く大奥で、京より、富と名声を求めて大奥入りした右衛門佐<えもんのすけ>(堺雅人)と、徳川の血筋を絶やさないという責務を負わせれた5代将軍・徳川綱吉(菅野美穂)との、儚くも美しい究極の愛の物語。公開に先駆けて、本作の主題歌であるMISIA「Back In Love Again (feat.布袋寅泰)」のPVが解禁となった。

 同曲は、布袋寅泰が作曲&プロデュースを、MISIAが作詞を担当し、日本のロックを牽引するギタリスト・布袋寅泰と、ジャパニーズ・ソウルの女王であり圧倒的な歌唱力をもつシンガー・MISIAが初タッグを結成。楽曲のテーマは「最後の恋」で、日本を代表するアーティストの競演によって、男女逆転大奥を舞台に繰り広げられる究極の愛を描いた映画に相応しいラブソングが完成した。

 PVでは、揺れ動く3000本の真っ白なカーネーションの中で歌うMISIAが“最後の恋”をエモーショナルに表現。白いカーネーションの花言葉は「私の愛情は生きている」で、たとえ死が二人を分かつても愛は永遠に生き続けることを意味する。アニメーションで表現されている二匹の鳥が、愛おしく誇らしげに距離を保ちながら飛んでいる姿は、相反する感情に揺れ動く女性の気持ちを代弁している。監督はアートディレクター・信藤三雄氏が、編集監督は「DEEPNESS」「記憶」などMISIAのPV作品の多くを手掛けた中根さやか氏が務めている。


 MISIAは、布袋寅泰について「デモテープで布袋さんが仮歌を歌っているのですが、1回聴いただけでメロディーを覚えてしまいました。それだけ良いメロディをいただいたっていうことなんです。布袋さんは『むかしの童謡ぐらいシンプルな感じでいいと思うんだ』ともおっしゃっていたんですけど、実際にいただたメロディもシンプルで大きな流れのあるメロディ。久しぶりにそういう曲を歌ったのですが、メロディに隙間が多くて自由なんです。どんなふうにも歌いくずせるしアドリブもできる。だから歌っていてすごく楽しい。メロディが『どうだ、歌えるか?』って挑戦してくるんじゃなくて、『どうぞ歌って』ってジェントリーに語りかけてくるんですよね。」とコメント。布袋寅泰は「この楽曲の依頼を受けた時に、MISIAという大きな花が静かに誇らしく咲いていくイメージで作曲したので、(MISIAの書いてきた)歌詞の歌い出しが“花のように咲いて”だったことに驚いた」と述べている。

 12月19日(水)に発売されるシングル「Back In Love Again(feat.布袋寅泰)」の初回生産限定盤には、特典映像として二人のレコーディング時の模様を収録。ドラマ「大奥〜誕生[有功・家光篇]」の主題歌「DEEPNESS」も同じくMISIAが担当しており、映画とはまた違ったラブソングを歌いあげている。

映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』2012年12月22日(土)男女逆転再び! - 公式サイト

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