遅れてやってきた実力派!?au向け4G LTE対応スマホ「GALAXY SIII Progre SCL21」の実力をベンチマークでチェック【レポート】




GALAXY SIII SC-06DをQuadrantでベンチマーク測定!

KDDIおよび沖縄セルラーから先月2日に発売開始されたau向け4G LTE対応Androidスマートフォン「GALAXY SIII Progre SCL21」(サムスン電子製)。

GALAXY SIII Progreは、今年5月にグローバル化モデルとして発表された「GALAXY SIII」のau向けモデルで、使いやすさにこだわりながらも最大1.5GHz駆動のデュアルコアCPU(QUALCOMM製「MSM8960」)や2GBメモリー、おサイフケータイ(Felica)、ワンセグなどを搭載した4G LTEに対応したハイスペックモデルです。

国内ではすでにNTTドコモから「GALAXY SIII SC-06D」として登場しているモデルとほぼ同等となります。ただし、ソフトウェアは少し新しくなっていますし、ストラップ穴が付けられているなど、グローバルモデルやGALAXY SIII SC-06Dとも少し変更が加えられていたりします。

今回は、そのGALAXY SIII Progre SCL21でベンチマークアプリを用いてパフォーマンスの実力を試してみましたので紹介していきたいと思います。

ベンチマークアプリは「Quadrant Standard Edtion」および「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク」を利用して計測をおこなっています。それぞれ3回測定して、平均値を出しました。

04 03 02

07 06 05
※AnTuTu 安兎兎ベンチマークは2012年11月30日にメジャーバージョンアップしていますが、今回の測定はバージョンアップ前の旧版を利用しています。

機種Quadrant Standard EdtionAnTuTu 安兎兎ベンチマーク
GALAXY SIII Progre SCL211回目:4890平均
4913
1回目:9750平均
9832
2回目:49612回目:10078
3回目:48883回目:9668


GALAXY SIII Progre SCL21はチップセットとして最新の28nmプロセスで製造された1.5GHzデュアルコアCPU「Dual Krait」やGPU「Adreno 225」を搭載した「Snapdragon S4」によるQUALCOMM製「MSM8960」を採用しています。

同じチップセットを搭載しているモデルとしては、NTTドコモ向けのGALAXY SIII SC-06Dをはじめ多くの機種に採用されています。

ただし、同じチップセットを搭載していながらも、搭載メモリーのうち作業量(RAM)が2GBとなっていて、この点で同じデュアルコアCPU搭載モデルと比べると動作は快適になるかと思われます。

一方で、GALAXY SIIIの海外モデルをはじめ、今冬モデルの「GALAXY Note II SC-02E」や「GALAXY SIIIα SC-03E」はサムスン電子が独自に32nmで製造するARM Cortex-A9ベースの1,4GHz駆動のクアッドコアCPU搭載「Exynos 4412」を採用しており、やはりクアッドコアCPU搭載モデルとの違いは気になるところです。

すでに当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」では海外モデル(型番:GT-I9300)やGALAXY Note II SC-02E、GALAXY SIIIα SC-03Eのベンチマークも行なっており、GALAXY SIII SC-06Dを含めてベンチマーク結果は以下のようになります。

機種QuadrantAnTuTu
GALAXY SIII Progre SCL2149139832
GALAXY SIII SC-06D5018
GALAXY SIIIα SC-03W676813149
GALAXY SIII GT-I930052189689


ハードウェアやソフトウェアはともにGALAXY SIII SC-06Dと同等ということで、少し今冬モデルと比べると見劣りしますが、他と比較しなければ十分に快適だったGALAXY SIII SC-06Dと同等ということもあり、加えて、au向け4G LTEはかなり快適でまだまだサクサクと動作して快適に使えますので、オススメな機種のひとつだと思われます。

記事執筆:memn0ck


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