ボンドガールが“霊長類最強の女”とセクシー対決


 ロンドンイヤーである2012年を締めくくる、ロンドン生まれの映画『007 スカイフォール』。12月1日の公開まで約2週間と迫った本日19日、東京・TOHOシネマズ日劇にてジャパン・プレミアが行われた。

 映画007シリーズ最新作「スカイフォール」のテーマは「リザレクション=復活・再生」。イベントは、過去作品のボンドガールがリザレクションを果たし、歴代ボンドガールの衣装のファッションショーからスタートした。

ボンドガール“ウルスラ・アンドレス”(「007/ドクター・ノウ」)
 007シリーズの記念すべき第一作目となった「ドクター・ノウ」。ジェームズ・ボンド役は、ショーン・コネリー。ウルスラ・アンドレスがずぶ濡れの白いビキニ姿で海から上がってきたとき、記念すべき最初のボンドガールが誕生した。この登場シーンは2003年にBBCが行った投票で「最もセクシーなシーン」に選ばれ、この時のビキニは、クリスティーズのオークションに出品され3万5千ポンドで落札されたそう。

ボンドガール“シャーリー・イートン”(「007/ゴールドフィンガー」)
 シリーズ3作目として制作された「007/ゴールドフィンガー」はアカデミー音響効果賞受賞。当時、金粉を身体に塗ることで撮影陣は本当に窒息すると思い、医師を立ち会わせていたそう。

ボンドガール“ミシェル・ヨー”(「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」)
 日本では1998年に公開されたこの作品。ジェームズ・ボンド役は、ピアース・ブロスナン。香港きってのアクション女優だったミシェール・ヨーは、この作品でハリウッドデビューを飾った。最高にクールなミシェールはファンからの人気も高いボンドガールの一人。

ボンドガール“ハル・ベリー”(「007/ダイ・アナザー・デイ」)
 40周年、通算20作目の記念として製作されたこの作品。過去シリーズへのオマージュが数多く観うけられ、当時大人気モデルでもあったハル・ベリーが海から登場するシーンは「ドクター・ノウ」からの引用と思われる。また、撮影中、ピアース・ブロスナンがラブシーンで、フルーツをのどに詰まらせたハル・ベリーにすぐさま応急処置を施し、実際に命を救ったというエピソードもあった。

ボンドガール“ハル・ベリー”(「007/カジノ・ロワイヤル」)
 2006年に公開されたこの作品。新たに抜擢されたダニエル・クレイグ扮する6代目ボンドが初登場するシリーズ通算21作目。若きボンドが唯一本当に愛し辞職まで決意したボンドガール“ヴェスパー・リンド”の役を獲得したのはエヴァ・グリーンでした。その切ない恋の行方が見所だった。

 ボンドガールたちが揃ったところで、『007 スカイフォール』に登場する本物のボンドガール、ベレニス・マーロウが登場。

――ボンドガールに抜擢されジェームズ・ボンドと競演。いかがでしたか?

ベレニス:ボンドと競演するために毎朝起きるという仕事は、私にとってとても大変なものでしたが、とても素晴らしい経験でした。

――今回、007のボンドガールに大抜擢されたベレニスさんは、OMEGAのMUSEとして来日されているところを特別にコチラに駆けつけて頂きました。もちろん、今日も身につけていらっしゃいますよね?

ベレニス:はい、そうなんです。OMEGAのアンバサダーとして、ファミリーの一員としてこうして活動させていただいています。007シリーズに大変ゆかりの深いOMEGAですから、とても感慨深いですね。

――今日はボンドガールが揃っていますが、覚えていらっしゃいますか?

ベレニス:美しい女性たちばかりですね。すべて覚えています。黄金のシャーリー・イートン、そしてもちろん最初のボンドガール、ウルスラ・アンドレスですね。

 今年のロンドンオリンピックの開会セレモニーでは、ボンドがエリザベス女王を空からエスコートし世界を沸かせた本作。シリーズの1作目『007/ドクター・ノオ』が公開された10月5日が“ジェームズ・ボンドの日”と定められことも話題を呼んだが、ジャパン・プレミアにはその10月5日が誕生日であり、ロンドンオリンピックで3大会連続級の金メダルを獲得するという偉業を成し遂げ、国民栄誉賞を受賞した霊長類最強の女性、吉田沙保里選手が登場。ボンドガール顔負けのゴージャスな衣装を身に付けた吉田選手とベレニス・マーロウによる、ボンドへの愛をかけたセクシー対決?が繰り広げられた。

――10月5日は007シリーズ第1作目「ドクター・ノー」の公開日であり、吉田さんの誕生日。なんでも憧れの男性はボンドだとか?

吉田:国を愛し、続け戦い続ける男性はやっぱりかっこいいですよね!

――今日の衣装は背中も開いて、セクシーですね。

吉田:ボンドガールに仲間入りできるように意識してきました!(会場拍手)

――ベレニスさんは、吉田さんの衣装を見て、いかがでしょうか?

ベレニス:美しい赤が映えて、ジュエリーもほんとにお似合いです。

――本作は50周年作品。23作も作られている世界最長のシリーズです。吉田さんも連勝記録を更新中ですよね? 記録を残し続けていくということについて。

吉田:みなさんの応援のお陰で13連覇できました。この映画のように皆さんに愛されて、14連覇・15連覇できるように頑張って行きたいと思います。

――では、最後にひと言

吉田:この映画は、ハラハラドキドキする、素晴らしい映画です。ぜひ楽しんでください。

―ー何回も観てみたい?今回は日本語吹き替え版もあるんですよ。

吉田:吹き替え版大好きなので(笑)、何度でも観たいと思います。

ベレニス:この映画は私にとって特別な経験です。本当に素晴らしい才能を持った人たち、美しい心を持った方々と、密に手をとって作れた作品になりました。日本の皆さんにでも楽しんでもらえると嬉しいです。

 その後、囲み取材での質疑応答。

――気分は?

吉田:気持ち良いです。結婚式のような気分ですね。オシャレできて楽しいです。人間衣装で変わるもんですね。私もボンドガールになりたいなと思ってしまいました。

――ボンドにエスコートしてもらうとしたら?

吉田:腕を組みたいですね。私が抱き上げちゃうのはなしです。守ってもらう感じで!

――今回は2人のボンドガールが登場しましたが、敵と味方、どちらのボンドガールが良いですか?

吉田:タッグを組んで一緒に戦いたいです。

――「霊長類最強の〜」というくだりはどうですか?

吉田:嬉しい…ですね。人類を超えて霊長類なんて(笑)。

――理想の男性は?

吉田:一緒にいて楽しい人。がっちり体系が良いですね。クリスマスの予定は…残念ながら全くないです。

――今年を振り返って

吉田:最高の一年でした。世界選手権13連覇も、ギネス、そして国民栄誉賞という素晴らしい賞をいただいて。来年も頑張って皆さんに認められる選手になりたいです。今年はまだ残りありますので、最後まではじけたいですね。恋愛もがんばります!

――来年の抱負は?

吉田:来年は世界選手権14連覇という明確な目標がありますので、元気・勇気・感動を与えられるようにがんばりたいです。

――映画の印象的なシーンは?

吉田:ボンドが電車の上で敵と戦うシーンですね。セクシーだと思ったのはシャワーでキスするシーン。続きが見たくなりました。

007 スカイフォール – オフィシャルサイト

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