auからも登場!ドコモ向けより少しだけ日本仕様になった使いやすさにこだわったスマホ「GALAXY SIII Progre SCL21」を写真と動画でチェック【レポート】



GALAXY SIII Progre SCL21を詳細に紹介!

既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーは17日、2012年冬に発売予定の新モデル「2012年冬モデル」の発表会を都内で開催し、新しくネットワークを構築している高速通信規格「LTE(FDD-LTE)」によるデータ通信サービス「4G LTE」に対応したAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)を搭載したスマートフォン「GALAXY SIII Progre(型番:SCL21)」(サムスン電子製)を発表しました。

発売日は2012年11月2日(金)で、価格は、オープンながら新規契約時の店頭予想価格が毎月割などの各種割引適用時に3万円台半ばとなるということです。

GALAXY SIII Progreは、今年5月にグローバル化モデルとして発表された「GALAXY SIII」のau向けモデルで、使いやすさにこだわりながらも最大1.5GHz駆動のデュアルコアCPU(QUALCOMM製「MSM8960」)や2GBメモリー、おサイフケータイ(Felica)、ワンセグなどを搭載した4G LTEに対応したハイスペックモデルです。

国内ではすでにNTTドコモから「GALAXY SIII SC-06D」として登場しているモデルとほぼ同等となります。ただし、ソフトウェアは少し新しくなっていますし、ストラップ穴が付けられているなど、グローバルモデルやGALAXY SIII SC-06Dとも少し変更が加えられていたりします。

今回は、そんな先進のハードウェアを搭載したGALAXY SIII Progre SCL21について、発表会にて実機展示がありましたので、実際にタッチ&トライした様子を写真および動画で紹介していきたいと思います。
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GALAXY SIII SC-06Dとハードウェア的にはほぼ同じだが、通信方式がau向けということで、CDMA2000 1X EV-DOベースとなっています。LTE規格の4G LTEは800MHzおよび1.5Mhz帯をサポート。国際ローミングはCDMA2000だけでなく、GSM/GPRSやW-CDMAでも利用可能となっています。

ボディーカラーはオメガブルーとマーブルホワイトの2色展開。GALAXY SIII SC-06Dとはブルーの名称が異なっています。サイズは、大きさが約71×139×9.4(最厚部約10.1)mm、質量が約141g。

デザイン的に、グローバルモデルやGALAXY S III SC-06Dではディスプレイを覆うガラスが周りの縁より飛び出していますが、GALAXY S III Progre SCL21では逆に従来モデルのようにディスプレイを覆うガラスより縁のほうが出るようになっています。これによって、ディスプレイ面を下にして置いてもガラスに傷がつきにくくなっています。

ディスプレイは4.8インチHD(720×1280ドット)HD SUPER AMOLED(1677万色表示)、ディスプレイを覆うガラスにはコーニング製強化ガラス「Gorilla ガラス2」を採用。表側ディスプレイ上には約190万画素CMOSのインカメラと通話用スピーカー、近接センサーに照度センサーとメールや着信などの通知用のLEDランプが配置されています。

GALAXY SIII SC-06Dと同様にディスプレイの下には中央にクリック感のある物理キーによるホームキーが搭載され、その左にメニューキー、右にバックキーが静電タッチセンサーキーとして搭載されています。

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裏面には撮影用フラッシュライト付き約810万画素裏面照射型CMOSのアウトカメラにFelicaマークと外部スピーカーが配置されています。カメラ機能はほぼGALAXY SIII SC-06Dと同等ですが、連射機能など一部ソフトウェア面で進化しています。

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au向けの「GALAXY」シリーズは、モバイルWiMAXに対応した「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」が初投入で、前モデルとなります。そこで、GALAXY SII WiMAX ISW11SCのピンクとGALAXY SIII Progre SCL21を並べてサイズを比較してみました。

ディスプレイが4.7インチから4.8インチにサイズアップしていますが、ディスプレイの周りの縁が狭くなっていることや、丸みのあるデザインになっていることなどから小さく見えます。実際に、手にとってみても小さく感じ、持ちやすいです。

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右側面には電源キーおよびストラップ穴、左側面には音量上下キーがそれぞれ配置されています。グローバルモデルやGALAXY SIII SC-06Dにはないストラップ穴が用意され、より日本向け仕様となっています。スクリーンショット撮影は、GALAXY SIII SC-06Dと同じで、標準のAndroid 4.0やAndroid 4.1とは異なり、ホームキーと電源キーの長押しとなります。

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無線LAN(Wi-Fi)にIEEE802.11a/b/g/n準拠で5GHz帯によるHT40対応、Bluetooth 4.0+LE、DLNA(DTCP-IP)、Wi-Fiテザリング(最大10台)、緊急速報メール、緊急速報位置通知などに対応しています。4G LTE利用時には下り最大75Mbps/上り最大25Mbps、WIN HIGH SPEED利用時には下り最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbpsでデータ通信が可能です。赤外線やNFCには非対応。

本体上部側面にはワンセグ用アンテナに動画撮影などに使うマイク、イヤフォンジャックが配置されており、裏蓋を外す時にツメをひっかける窪みもあります。また、本体下部側面には外部接続や充電に利用するmicroUSB端子と通話および動画撮影時に使用するマイクが配置されています。

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大容量2,100mAhバッテリー搭載。連続待受時間は、3Gで約340時間、LTEで約280時間、連続通話時間(3G)は約750分、充電時間は約150分(共通ACアダプタ04利用時)となっています。SIMカードはau Micro IC Card(LTE対応)カードを採用し、外部ストレージ(メモリー)スロットは最大64GBまでのmicroSD/microSDHC/microSDXCカードが搭載されています。

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同梱品に試供品としてマイク付ヘッドセットが付属するほか、GALAXY SIII SC-06DやGALAXY SIIIα SC-03Eには用意されない卓上ホルダも別売りながら用意されます。また、専用の背面カバーも4種類が発売されるとのことです。

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プラットフォームはAndroid 4.0(開発コート名:IceCream Sandwich;ICS)で、Simple UXやMotion UXに対応したホームアプリ「TouchWiz」を採用し、GALAXYユーザーなら迷わず使えるようになっています。Android 4.1(開発コート名:JellyBean)へのOSバージョンアップは検討中とのことですが、現時点では未定。

メモリー(RAM)は大容量の2GB、内蔵ストレージ(ROM)に32GBとなっています。展示樹では、内蔵ストレージの空き容量が25.32GBとなっていました。

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また、“ながらプレイ”が楽しめるポップアッププレイに対応し、マルチウィンドウでワンセグを見ながら、Twitterでつぶやくといったことが可能となっています。

さらに、クラウドストレージサービス「Dropbox」のアプリがプリインストールされており、ドコモ版GALAXY SIII SC-06Dではなかった1年間無料で50GBまで利用できる権利が付属しています。

ドコモからは夏モデルとして登場しているGALAXY SIIIなので、半周遅れての登場となりますが、非常によくできたモデルなので、auでも人気が出るといいかなと思います。

それでは、最後に実際に操作している動画をご覧ください。



※なお、今回試したのは発売前のバージョンであり製品版では仕様が異なる可能性があります。

■主な仕様
基本スペック
商品名GALAXY S III Progre SCL21
OSAndroid 4.0
メーカーSAMSUNG ELECTRONICS Co.,Ltd
ディスプレイ約4.8インチ HD HD Super AMOLED
重量約141g
カメラメインカメラ: 約810万画素/CMOS
サブカメラ: 約190万画素/CMOS
電池容量2,100mAh
サイズ約71(W) ×139(H) ×9.4(D) mm
(最厚部 約10.1mm)
メモリ約32GB(ROM)/約2GB(RAM)
連続通話/待受時間通話時間: 約750分
待受時間: 約280時間(LTE) 約340時間(3G)
カラーオメガブルー、マーブルホワイト
外部メモリmicroSDXC

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