ソフトバンク初のモトローラ!おサイフケータイに対応したSoftBank 4Gスマホ「RAZR M 201M」を写真と動画で紹介【レポート]



ケプラーファイバーの強靭スマホ!

既報の通り、ソフトバンクモバイルは9日、2012年冬から2013年春にかけて発売する予定の新らしいスマートフォンなどを発表する「新商品発表会 「2012 Winter - 2013 Spring」」を都内で開催し、TD-LTEに完全互換性があるとされる超高速通信規格「AXGP」にによるデータ通信サービス「SoftBank 4G」に対応したAndroidスマートフォン「RAZR M 201M」(モトローラ・モビリティ製)を2012年10月下旬以降に発売すると発表しています。

RAZR M 201Mは、今年9月に発表されたグローバルモデル「DROID RAZR M」の日本市場向けで、狭額縁設計によって4.3インチディスプレイながらコンパクトなボディーに、ボディーカラーのブラックのみ防弾ベストなどにも使われ、鋼鉄の5倍の強度を持つというケブラーファイバーが用いられいる強靭モデルです。

1.5GHzデュアルコアCPUを搭載しているほか、モトローラ製としてははじめておサイフケータイ(Felica)を搭載しています。また、モトローラとしてははじめてのソフトバンクモバイル向けでもあります。

今回は、発表会の展示会場で実際にRAZR M 201Mを試すことができたので、写真と動画で紹介します。

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ボディカラーはブラックのほかに、日本市場のみに提供されるホワイトが用意されており、2色展開となっています。サイズは、大きさが約61×123×8.4mm、質量は約128gとなっていますが、厚みのみホワイトは8.8mmとなります。

ディスプレイに1677万色表示の4.3インチqHD(540×960ドット)有機EL(Super AMOLED Advanced)を採用しており、狭額縁設計によって手のひらに収まるコンパクトな本体サイズを実現しています。ディスプレイ面には有効30万画素CMOSインカメラを搭載。

また、画面には強固で傷つきにくい「Gorilla glass 2」を採用。さらに、本体背面には、ブラックのみ軽量でありながらも同じ質量の鋼鉄の5倍の強度を持つ米国デュポン製「KEVLAR(ケブラー)ファイバー」が使用されています。

ディスプレイサイズが3.7インチのHTC One V(下左写真)と比べても少し大きい程度と4.3インチとしては非常にコンパクトです。モトローラ製の既存モデル(下右写真)と比べると非常にディスプレイの周りの縁が狭いのがわかります。

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バッテリー容量は2,000mAhで、連続待受時間は3G(W-CDMA)で約520時間、GSMで約480時間、SoftBank 4G(AXGP)で約200時間。連続通話時間は3G(W-CDMA)で約950分、GSMで約520分。

高速処理可能な1.5GHzのデュアルコアCPU内蔵のQUALCOMM製「MSM8960」を搭載。MSM8960でTD-LTEに互換性にあるAXGP方式によるSoftBank 4Gにも対応し、下り最大76Mbps/上り最大10Mbpsの高速通信が可能となっています。

おサイフケータイ以外では、緊急速報メールには対応していますが、ワンセグや赤外線機能、防水・防塵には非対応となっています。アウトカメラは有効800万画素CMOSを採用。カメラ用LEDフラッシュも搭載されています。

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無線LAN(Wi-Fi)はIEEE802.11a/b/g/n準拠で2.4GHzおよび5GHz帯に対応し、HT40にも対応。Wi-Fiテザリングは2012年12月15日から対応予定。Bluetooth 4.0やGPS、加速度センサー近接センサー照度センサー地磁気センサーを搭載。900MHz帯の「プラチナバンド」にも対応。

本体上部側面に3.5mmイヤホンマイク端子が配置され、本体下部側面には通話用マイクが配置されています。

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左側面にmicroSIMカードおよび外部メモリーカード(最大32GBまでのmicroSD/microSDHCカード)スロット、充電および外部接続用microUSB端子。右側面に音量上下キーおよび電源キーを配置。

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プラットフォームはAndroid 4.0.4を搭載していますが、発売後にAndroid 4.1にOSバージョンアップを予定しています。また、ホームアプリが1ページのみのシンプルで使いやすいユーザーインターフェース(UI)を採用しています。SoftBank 4G利用時にはピクトエリアに「4G」マークが表示されます。

設定画面に素早くアクセスできる「クイック設定画面」、時計や天気の確認だけでなく不在着信やアラームへの導線も兼ねた「サークルウィジェット」によって、シンプルでありがなら効率的で使いやすいホーム画面になっています。

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本体メモリー(RAM)は1GB、内蔵ストレージ(ROM)は8GB、展示機の内蔵ストレージの空き容量は4.31GBとなっていました。

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ライフスタイルに合わせて各種設定を最適な状態にできる「スマートアクション」を搭載し、通勤時刻や移動場所などに合わせて、自動的にバッテリーの使用量やマナーモードなどの設定を最適なものに変更することができます。また、数日間利用することで行動パターンなどを学習し、最適な設定を提案することで、より利用者のライフスタイルに合った設定を選ぶことも可能です。

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メインターゲットには40代男性、サブターゲットに20〜30代を設定し、ボディーデザインと機能のバランスを重視するユーザーを狙っているということ。

なお、RAZR M 201Mを購入した人の先着1万名に、アメリカで発売予定となっているモトローラ製モバイルバッテリー「P4000」をプレゼントするキャンペーンを実施するとのこと。

P4000はバッテリー容量は4000mAhで、2ポートのmicroUSB出力からRAZR M 201Mなどの機器を接続して充電できます。このP4000は現時点では日本国内での発売予定はないとのこと。

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ホワイトモデル好きとしては、ボディーカラーのホワイトのほうはケプラーファイバーが使われてないというのは残念なところではありますが、なかなか手にフィットするサイズ感で、おサイフケータイにも対応しているので、無駄な機能がないほうがいい人には良いのではないかと思ったりしています。

それでは、最後に実際に操作している動画をご覧ください。



※なお、今回試したのは発売前のバージョンであり製品版では仕様が異なる可能性があります。

■主な対応サービス・機能
ワンセグ赤外線通信(IrDA)Bluetooth®
おサイフケータイ®S!メール(MMS)Wi-Fi
世界対応ケータイULTRA SPEEDSoftBank 4G
GPSデコレメールスマートセキュリティ
緊急速報メールプラチナバンドNFC


■主な仕様
通信方式国内W-CDMA方式(900MHz/1.5GHz/2.1GHz)
AXGP方式(2.5GHz)
海外W-CDMA方式、GSM方式(900MHz/1800MHz/1900MHz)
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ約61×123×8.3※1(最厚部10.9)mm(突起部除く)/約128g
連続通話時間/待受時間W-CDMA網 約950分/約520時間(静止状態)※2
GSM網 約520分/約480時間(静止状態)※2
AXGP網 待受時間:約200時間(静止状態)※2
ディスプレー約4.3インチQHD(960×540ドット)
Super AMOLED Advanced(有機EL、最大1,677万色)
モバイルカメラ(画素数/タイプ)メイン 有効画素数約800万画素/CMOS(AF・手ぶれ補正)
サブ 有効画素数約30万画素/CMOS
外部メモリー/推奨容量microSDXCカード(別売)/最大32GB
内蔵メモリーROM 8GB
RAM 1GB
Wi-Fi(対応規格、周波数)IEEE 802.11 a/b/g/n(2.4GHz、5GHz)
Bluetooth®Ver.4.0
プラットフォームAndroid 4.0(後日Android 4.1にアップデート予定)
カラーバリエーションブラック、ホワイト

※1ホワイトは8.8mm
※2電波を正常に受信できる静止状態での平均的な利用時間です。使用環境や機能の設定状況などにより、ご利用時間が半分以下になることがあります。

記事執筆:S-MAX編集部/写真・動画撮影:2106bpm


■関連リンク
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ソフトバンク、2012年冬〜2013年春の新商品発表会を10月9日(火)10時から開催 - S-MAX - ライブドアブログ
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RAZR M SoftBank 201M(モトローラ・モビリティ製)の概要 | ソフトバンクモバイル株式会社

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