NTTドコモ、今冬投入を目指していた「Windows Phone 8」搭載スマートフォンは遅れるも今後も導入は検討していく
| Windows Phone 8スマートフォンはまだ出ない！？ |
NTTドコモは11日、2012年冬に発売する予定の新モデル「2012年冬モデル新商品・新サービス発表会」の発表会を行い、その中の質疑応答においてMicrosoftが今冬に提供を開始する新しいスマートフォン向けプラットフォーム「Windows Phone 8」を搭載したモデルについて、今冬からは遅れるが今後も導入を検討していくと同社代表取締役社長加藤薫氏が回答していました。
ドコモでは、前回の2012年夏モデル発表会における質疑応答において今冬に導入を予定しているとしていましたが、導入が遅れるということです。
加藤氏は質疑応答において「Windows Phone 8については諦めず導入の検討を続けていく」と回答。
一方で、本日付けの日本経済新聞には「最新ＯＳスマホ、日本投入先送り マイクロソフト：日本経済新聞」という記事が掲載され、日本での商品化については国内メーカーが検討していたところ、Microsoftが国内メーカーのみだと日本国内のみでの販売となるためマスメリットがなく、市場規模が小さく、成熟している日本で国内メーカーに新しいWindows Phone 8搭載スマートフォンを投入しても、先行するiPhoneやAndroidを追撃するには力不足と判断したため先送りにしたと報道されています。
国内ではＮＴＴドコモが今冬の発売を計画。ＫＤＤＩも昨年８月に１世代前のＯＳ「ウィンドウズフォン7.5」を搭載したスマホを販売したため導入が有力視されていたが、ＭＳの方針転換で当面見送ることになる。サムスンやノキアなども日本での販売を先送りする方針。
新型ＯＳを搭載した端末の日本での商品化は国内メーカーが中心になる見通しだった。しかし各社の供給先は国内にほぼ限られる。ＭＳは中国や米国などよりも市場規模が小さく、成熟している日本で国内メーカーに新型ＯＳを提供しても、先行するｉＰｈｏｎｅやアンドロイドを搭載したスマホを追撃するには力不足と判断したもよう。
ソフトバンクモバイルも2012年冬から2013年春にかけて発売する新商品には、Windows Phone 8を搭載したモデルはなく、上記記事通りだとすると、17日に発表会を行うKDDIもau向けにもWindows Phone 8搭載モデルはないと見られます。
ドコモでは今後も検討していくということですので、期待している人は気を長くして、待ちたいところです。
記事執筆：S-MAX編集部
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