キーファー・サザーランドが日本のファンに感謝、話題の海外ドラマを引っ提げ2年ぶりに来日
本作の舞台はアメリカ・ニューヨーク。元新聞記者のマーティンは、2001年の同時多発テロ事件で妻サラを失って以来、職を転々としながら無言症の幼い息子ジェイクの面倒を見ていた。生まれてからひと言も話したことがないジェイクは感情を見せず、マーティンにすら触られることを拒む。しかし、あるきっかけからマーティンは、ジェイクには過去から未来の各時代や国境を超えた人々のつながりを知覚する能力があり、それを数字を通して伝えようとしていると考えるようになる。ソーシャルワーカーのクレアに父親の資格を問われる一方、マーティンは無言症の専門家であるテラーという人物にアドバイスを請いながら、ジェイクが次々と示す“奇跡の数字”を解読し、世界中の人々を救おうと励む。
主演を務めるのは、本作が『24-TWENTY FOUR-』に続くドラマ主演作となるキーファー・サザーランド。「この作品に出ようと思ったのは父と息子の物語だから。ここに出てくる息子は無言症で、話はおろか他の人に触られるのも嫌がるような状況なんです。僕自身も2人の子の父親なので、もしも自分が同じような状況に置かれたら? と考えたら心が動かされました。必死でコミュニケーションを取ろうとする姿に共感を覚えてもらえたら」と、本作への並々ならぬ思い入れを明かしてくれた。
『24-TWENTY FOUR-』の大ファンである勝村は、キーファーへ花束を手渡し、「『24』で人生で一番の当たり役といえる役を手にして、その次の役を選ぶのは本当に難しいと思うんです。それなのに今回こそが本当の当たり役なのでは? と思える素晴らしい演技を見せていてびっくりです!」と、キーファーを大絶賛。さらに、「僕が芝居を始めた頃、キーファーはすでにスターで、僕らは『どうしてハリウッドの俳優はこんな優れた演技ができるのか?』と思っていました。この歳になってこんな素晴らしい芝居を見せられたらお手上げです」とコメントした。キーファーは、そんな勝村が実は自分よりも年上だと知ると「本当に? あり得ない!」と驚愕し、会場は笑いに包まれた。
本作のシーズン2の撮影の合間を縫って2年ぶりの来日を果たしたキーファーは「来日は3度目ですが、いつもみなさんの温かい気持ちに感動しています」と、会場に集まった約240人のファンの歓声に応じた。また、現在撮影中のシーズン2について「シーズン1では父と息子の物語にフォーカスが当てられていたけど、シーズン2ではその息子の持つ“力”を巡って、息子を守る父の姿が描かれます。アクションも多くありますよ」と、魅力を語った。
最後に「日本のみなさんには“ありがとう”という言葉以外見つかりません。『24』は、実は全米では人気が定着するのに少し時間がかかったんですが、日本のファンが最初から熱烈に支えてくれたおかげでシリーズの継続が決まったという経緯があるんです。だから日本のみなさんの応援のおかげで俳優としての今があると思っています」と、日本のファンへ向けて感謝の言葉を贈った。
キーファーは、常にハードスケジュールのため「東京もまだ十分に見たことはないし、できることなら他の街も見てみたいけど、こればっかりはプライベートで来ないと無理かな」と、少し残念そうな表情を浮かべながらも、大盛り上がりとなった今回の舞台挨拶にご満悦の様子だった。
海外ドラマ『TOUCH/タッチ』は、10月5日(金)夜11時よりWOWOWプレミアムにて放送開始(第1話のみ無料放送)。
勝村政信がナビゲーションを務める「キーファー・サザーランド主演最新ドラマ『TOUCH/タッチ』SP〜数字をめぐるミステリー〜」は、9月22日(土)午後2時よりWOWOWにて放送。