いとも簡単にテキストのコピー&ペーストができるシャープ製の画期的なアプリ「どこでもコピー」を試す【レポート】



シャープが画期的なテキストコピーアプリを開発!

スマートフォンの操作において、テキストのコピーが操作し難いと感じ事はないだろうか。例えばインターネットを閲覧するブラウザにおいて住所部分の文字をコピーし、Googleマップにペーストして場所を検索するといったごくありふれた操作もブラウザでのコピーが異常にやり難いと筆者は常日頃感じている。

このテキストコピーは、Android、iOSとも決して快適といえない。むしろ過去にあったWindows Mobileの方がこの点においては快適だったと感じるほどだ。ここ最近は随分マシになってきており、またテキストコピーをしやすくするアプリなどもあるが、そもそもディスプレイが静電容量式のタッチパネルになり、範囲指定も一文字単位という仕様上現行のスマートフォンだとこのコピー操作が非常に繊細な操作をしないと上手くできない。

そこに着目したのはシャープの開発陣だ。今夏モデルにおいて誰にでも簡単に、どんな部分でもテキストのコピーができる「どこでもコピー」を開発し、ソフトバンクモバイル向けの「AQUOS PHONE Xx 106SH」と「PANTONE 5 107SH」に実装している。ひとまず今夏モデルではソフトバンク向けの機種に実装したというこのどこでもコピーを紹介する。

操作は簡単だが、デフォルト(初期設定)ではOFFとなっているので利用するためにまずはONの設定を行う。

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便利機能のフォルダにある「どこでもコピー」をタップする


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機能説明を確認して「利用する」をタップ


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ステータスバーを下げてどこでもコピーをタップする

テキストコピーしたい画面でステータスバーを下げ「どこでもコピー」をタップすると画面上を指で囲んだ部分の文字がコピーできる。ブラウザやメールはもちろんホーム画面やドロワー(アプリ一覧)画面などどこでも有効だ。ステータスバーが表示されない全画面表示の状態以外の画面ならその名の通りどこでもコピーができてしまう。

仕組みとしてはAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)に標準搭載されているスクリーンショット機能を応用して、まず画面を画像ファイルに置き換える。その後リーダー機能により範囲内の文字を認識してテキスト化している。シャープとしては永らく開発・搭載してきた「名刺リーダー」の技術を用い、Android 4.0で標準となったスクリーンショット機能と組み合わせることで実現した新しいテキストコピーの技術だ。

範囲指定もおおまかにざっくり指で囲みテキスト表示後は行変更できるなどタッチパネルの操作に慣れてないユーザーでも使いやすくなっている。また、インテントでTwitterやFacebook、メールなどを選択すればそのまま貼り付けられるため"貼り付ける操作"を省いている点も便利だ。

シャープの開発担当者によると「これまでの調査では他の機能については満足度が上がってきているが、コピー&ペーストについてはなかなか満足度が上がってこなかった」という。

スマートフォンにおいてメールやブラウジングが中心というユーザーも多いだろうが、快適に操作するためにはテキストの扱いが重要だ。文字を入力する方法やコピペが快適にできてこそのメールやブラウンジングと言っても過言ではないだろう。そうした意味でこのどこでもコピーは大いに注目すべき機能だ。

最後にAQUOS PHONE Xx 106SHを使って、設定やコピーをしている様子を動画で紹介する。

S-MAX:シャープの「どこでもコピー」操作方法


記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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