コピーライター50年の歴史を振り返る「コピーパレード展」開催


東京コピーライターズクラブ(TCC)の設立50周年を記念するイベント『コピーパレード展 TCC 50th』が東京・表参道にて開催された。

TCCとは、フリーランス、広告代理店勤務、制作プロダクション勤務など、日本全国で活躍するコピーライターとCMプランナーが所属する団体。毎年秋に「コピー年鑑」を発刊したり、前年度の広告作品の中から優秀作品を選ぶ「TCC賞」の選出などを行っており、現在897名の会員を抱えている団体だ。

TCC交流部の李氏によると「設立50周年という節目を迎えるにあたり、一般の方々にいままで広告を支えていただいた感謝と、今後より多くの方にTCCやコピーライターという人の存在を知ってもらうために開催しました。50周年目のスローガンは「明日は、どんな言葉をとどけよう。」ということでやっているので、今後の発展に繋がればと思っています」とのこと。

当日の会場内には、学生と思しき人や20代前半の会社員の姿が多く見られ、「若い方々がたくさん会場に足を運んでいただいたというのは本当に嬉しいですね。コピーライターという職業、仕事が今後も発展してくれるといいですね」(前述・李氏)と話していた。

イベント会場では、TCCに所属する全会員が自らのベストコピーを選び、巨大プロジェクターで会場の壁面いっぱいに広告コピー897本を投影。「時代をつくった一言」を展示することで、日本のコミュニケーションの50年の歴史を振り返るという趣向だ。

また会場では、場内に用意した付箋に言葉を書き、パネルに貼り出していく来場者参加型の「明日の言葉ギャラリー」も開催されていたほか、昨年までの歴代「コピー年鑑」が一堂に展示されていて、手にとって見られるということもあり多くの来場者が熱心に読み込む姿が見られた。

聞いただけで明るく元気になれるものから、人をドキっとさせつつ同時にユーモアを与えるものまで雰囲気はさまざま。どれも時代を映した言葉たちなのだ。

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