イー・アクセスが2012年夏モデルを発表!イー・モバイル向けAndroidスマホ1機種、タブレット1機種とモバイルWi-Fiルーター1機種。LTE対応スマホは今年度中発売予定



イー・モバイルの2012年夏モデル発表会!

イー・アクセスは6日、イー・モバイル向けに今夏以降より発売する予定の新モデルを発表する「EM新商品発表会」を都内で開催し、Androidタブレット1機種およびモバイルWi-Fiルーター1機種を発表しました。

発表されたのは、フルHDオーバーの解像度を持つAndroidタブレット「GT01」(ファーウェイ製)と次世代高速データ通信規格LTEにおける「UE Category 4」によって20MHz幅を利用することで下り最大150Mbpsの超高速対応のモバイルWi-Fiルーター「GL04P」(ファーウェイ製)の2機種です。

さらに、事前に発表されていたAndroidスマートフォン「GS03」(ファーウェイ製)を加えた3機種がイー・モバイルの2012年夏モデルとしてラインナップされます。

今回は、各機種の記事をまとめて紹介します。


発表会ではまずイー・アクセス執行役員副社長の阿部基成氏が登壇し、今年3月に開始したLTE規格による高速データ通信サービス「EMOBILE LTE」が好調で、データ通信端末販売のシェアが30%から40%に伸びたことを紹介。通信速度だけではなく、料金面で他社に対して競争力がある点がシェア獲得に影響しているとのこと。

さらに、LTEの対応エリアについても2012年度中に全国の政令指定都市および県庁所在地の99%を実現予定だということです。

その上で、LTE対応製品として3月から発売しているモバイルWi-Fiルーターに加え、第3機種目にUE Category 4に対応した「GL04P」を発売することを説明。GL04Pはユーザーからの要望が多かったUSBテザリングにも対応するとしています。

続いて、Androidタブレット「GT01」を紹介し、クアッドコアを搭載しながらも他社製品に比べて50%の省消費電力を実現しているクアッドコアCPUおよび16コア32ビットGPUを搭載したチップセットを内蔵していることを説明。さらに、10.1インチフルHDオーバーのディスプレイを搭載し、国内では初のAndroidタブレットでフルHD対応製品であるということです。重さが598gで、2012年8月以降発売予定。

さらに、すでに発表済みだったAndroidスマートフォン「GS03」を紹介。1.5GHzのデュアルコアCPUやqHD(540×960ドット)有機ELディスプレイを搭載し、ロック解除画面でのアプリ起動のカスタマイズが可能になったことを説明していました。

これらの3機種がイー・モバイル向けの「2012年夏モデル」としてラインナップされるということです。各機種の詳細についてはすでに詳細な写真&動画レポートを公開していますので、以下のリンクから各記事を参照してください。

◯ GS03
イー・アクセス、イー・モバイル向けAndroid 4.0 ICS搭載スマートフォン「GS03」を発表!月額利用料を割り引く「月額割」が増額
待望のロック解除画面での一発起動アプリ変更が可能に!薄型軽量コンパクトボディにサクサク動作のファーウェイ製スマートフォン「GS03」を写真と動画でチェック【レポート】

◯ GT01
イー・アクセス、イー・モバイル向け10.1インチフルHDタブレット「GT01」を発表!クアッドコアCPUやAndroid 4.0 ICS搭載
クアッドコアCPUと16コアGPUを搭載したビジュアル&サウンドに強いハイエンドタブレット「GT01」を写真と動画でチェック【レポート】

◯ GL04P
イー・アクセス、イー・モバイル向けのモバイルWi-Fiルーター「Pocket Wi-Fi LTE GL04P」を発表!世界初UE Category 4対応で下り最大150Mbpsに
世界初の下り150Mbps対応LTEルーター「Pocket WiFi LTE GL04P」を写真でチェック【レポート】

◯ 質疑応答
1.7GHzの追加割り当てのその後の状況
→昨年の総務省の12年中の割り当て。ひとまず700MHzの割り当てが行われる予定。

LTE対応のスマートフォンの準備状況は?
→今年度中の発売を予定。

15MHz幅の割り当てについては?
→1.7GHz帯の5MHz幅を追加で頂きたい。GL04Pが20MHz幅で下り最大150Mbpsとうたっているのは、2年契約で端末を持ってる人が多いので、現状の端末で今後速くなった際にそのままの端末で利用できることが目的。

GT01が3Gモジュール搭載でなくWi-Fiモデルなのはなぜ?
→タブレットではWi-Fiモデルのニーズが圧倒的に多い。さらに、10.1インチサイズだと家で使うシーンがさらに多くなると思う。3Gモジュール搭載よりもWi-Fiモデルの方がスケジュールとして早く出せることもひとつの要因。また、Pocket Wi-Fiの既存ユーザーにもアプローチできる。

タブレットの価格?
→価格は後日別途案内予定。

ソフトバンクモバイルの下り最大110Mbpsの発表があったが、ユーザー的に実測どのくらいでるのか?また、20MHz幅で利用できるのはいつからか?
→現状の周波数割当の状態では理論値で下り最大75Mbpsとなる。周波数割り当てによって112Mbps、150Mbpsとステップアップしていく。



記事執筆:S-MAX編集部


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