無理のない節電を目指して!日立が空調自動制御に対応した「ECO・POM・PA(エコポンパ)」に注目【話題】




24日に発表された気象庁の6-8月の3ヶ月予報によると、西日本と沖縄・奄美地方は、太平洋高気圧が強く張り出す影響で8月を中心に高温となるそうだ。特に厳しい電力不足が予想される西日本地域にとっては、追い打ちをかけるようなニュースだ。

そんな中、日立コンシューマエレクトロニクスは、省エネ支援ASPサービス(Application Service Provider Service)「ECO・POM・PA(エコポンパ)」に、平成23年度エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(BEMS: Building and Energy Management System)要件の空調自動制御機能および遠隔からのリアルタイム監視機能を追加し、6月1日よりサービス提供を開始する。
■自動制御・遠隔監視機能で無理・無駄のない適切な節電が可能に
今回新たに、EMS(Energy Management System)端末を空調自動制御機能および遠隔からのリアルタイム監視機能に対応させるソフトウェアを開発。これにより、空調機器の適切な管理が可能となり、直接制御で無理・無駄のない節電が実現する。

■今年の電力不足対策にも役立つ省エネ支援ASPサービス
2010年4月の改正省エネ法(「エネルギーの使用の合理化に関する法律」)が施行され、日立は昨年7月に省エネ支援ASPサービス事業に参入。環境配慮型生活インフラ事業として「エコポンパ」サービスの提供を開始した。 中小規模ビルや店舗やテナント等の高圧小口の電力需要家に向けて、エネルギー使用の効率化および電力需要の抑制が図れるよう支援している。エネルギーの使用電力量および具体的な省エネ行動指示が端末へタイムリーに表示されることによって、その効果が促進される。今年の電力不足対策にも役立つはずだ。

ホームページ

 
(牧田 亜紀子)

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【世界のモバイル】国境を越えはじめた通信サービス!日本以外の世界が繋がる「国際ローミング」の新しい潮流

普段自分が使っている携帯電話をそのまま海外に持ち出して利用できる、そんな便利なサービスが"国際ローミングサービス"だ。日本でも利用者が増えてきているが、海外の多くの国では何年も前から一般的なサービスであり、海外渡航時に携…

【世界のモバイル】1回線契約なのに複数の端末が利用できる!海外のマルチSIMカードサービスの恩恵

一人で複数の携帯電話を利用したり、ノートPC用にデータ通信カードを利用するなどの回線を複数契約して利用しているユーザーも多いだろう。利用する端末の数が増えれば回線契約も増えるのは当然のことだが、海外では一つの回線契約で複…

【カオス通信】暴走バラエティ『ザ☆ネットスター!』レギュラー化でネットを強力支援

2007年11月にパイロット版が放送されて話題になったテレビ番組『ザ☆ネットスター!』が、いよいよ4月からレギュラー化! ということで、早速エアチェックしてみました。この番組はNHKBS2のバラエティで、ネットで話題のネタで構成され…

地球の温暖化を解決できるのか?未来のエネルギー「バイオ燃料」【最新ハイテク講座】

地球の温暖化が世界的な問題となり、エコロジーへの関心と対応が社会テーマとなっている。生活環境においても、買い物にエコバックを使用したり、二酸化炭素(CO2)削減のために自動車での移動を控えたり、節電のためこまめに電気を切っ…