ホラー映画が高校生割引をする理由、“放課後の肝試し”のすすめ


 心霊番組の撮影スタッフが、廃墟となった精神病院で超常現象と遭遇するという「パラノーマル・アクティビティ」と同じモキュメンタリー・スタイルの映画『グレイヴ・エンカウンターズ』の高校生特別割引が決定した。

 本作は、2011年4月、ニューヨークのトライベッカ映画祭で上映されるとホラーファンの話題を独占。アメリカでの公開を前にYouTubeでの予告編再生回数が1,400万回を突破するという、驚異的なアクセス数を記録した。ネット上での話題は日本にも飛び火しYouTubeでの再生回数はついに2,200 万回を突破した。現在でも毎日1万単位でその数は増え続けている。

 昨今、若い世代の映画館離れが叫ばれている。その状況に歯止めをかけるために昨年行われた第24回東京国際映画祭では、当日券を学生限定で割引適用をする企画を展開。また最近では『貞子3D』をはじめ、多くのホラー映画が高校生割引を実施している。ホラー映画が多く適用されるのは、恋愛やヒューマンドラマなどと異なり年齢や性別を選ばないジャンルだからではないだろうか。

 そんな中、『グレイヴ・エンカウンターズ』でも高校生割引を決定。「『グレイヴ・エンカウンターズ』高校生絶叫プライス〜みんなで観れば怖くない?! 放課後に史上最恐の肝試し!!〜」と題したこの企画で高校生の鑑賞料金を1000円に割引きするようだ。

 本記事で使われている幽霊の顔を使用してのポスターは“怖すぎる”と自主規制しているが、若者層には逆に緩和して来場促進をするようだ。

 心霊シーズン突入直前、心霊番組の撮影スタッフたちが遭遇する終わりなき恐怖を、仲間たちとともにスクリーンで体感し、度胸試し勝負をするのはどうだろうか。

 『グレイヴ・エンカウンターズ』は、6月1日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズ、シネマサンシャイン池袋他にて全国ロードショー

『グレイヴ・エンカウンターズ』公式サイト

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