災害時、遠隔地でも通信を確保! 法人向けレンタルと販売開始―イリジウム衛星携帯電話のGPS機能搭載モデルKDDI「Extreme」【話題】
地上の基地局ではなく、地球の周りを周回移動する衛星を介して通信する、イリジウム衛星携帯電話。全世界をカバーする画期的な携帯電話の規格なのにあまり普及しなかった……と思っていたら! なんと、GPS機能を搭載した新モデルが発売されたのである。
災害時、遠隔地での緊急通信手段として、法人や自治体が利用することを想定している『Extreme(TM)』は、事前に登録した宛先へGPSによる位置情報を定期的にEメールで通知。また、緊急時には端末上部のSOSボタンを押すと、現在地や緊急メッセージを自動送信する。
匡体はトランシーバーの様に精悍で、イリジウム衛星携帯電話の中では最も小型。アンテナを除く本体は約60mm×140mm×27mm。バッテリー、標準アンテナ、SIMカードを含む重量は約247gだ。防水は「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)」とされるIPX5、防塵機能は最上の等級である「粉塵が中に入らない(耐塵形)」IPX6だ。
ちょっとヘビーデューティーで、憧れてしまうが、イリジウムの電波は障害物でさえぎられるため室内で利用できない場合がある。社の出張所などであれば、専用の固定アンテナを設置すれば通話が可能。フィールドワークの多い人は、ぜひ会社に提案してみよう。
KDDIイリジウムサービス概要HP
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(MIYUKI KOMATSU)