東山紀之、マット・デイモン主演映画で吹き替えに初挑戦


 ヒガシ、父親の経験を生かせるか!? 少年隊の東山紀之が、マット・デイモンとスカーレット・ヨハンソンが共演する映画『幸せへのキセキ』(6月8日公開)の日本語吹き替え版で、マット・デイモン演じる主人公ベンジャミン・ミー役の声優に初挑戦する。

 本作は、現在もイギリスのダートムーア動物園で暮らすベンジャミン・ミーの実体験を基に作られた“キセキ”の物語。半年前に最愛の妻を亡くしたベンジャミンと、彼の14歳の息子と7歳の娘は、いまだ悲しみと混乱の中にいた。ベンジャミンは仕事を辞めてしまい、息子は問題を起こして退学処分になってしまう。新しい場所で新しい人生を始めようと、ベンジャミンは郊外に家を買うが、そこには閉鎖中の動物園というオマケがついていた。経験も知識もない中、ある思いを胸に動物園の再オープンを決心するが、慣れない事業にトラブルが続出。莫大な修理費などで資金も底をついてしまう。しかし、妻との“ある約束”を果たすため、飼育員や地域の人々、そして亡き妻からの贈り物に支えられ、再び家族や仲間とともに人生の冒険へと立ち向かう。

 主人公ベンジャミンを、実生活でも4人の子供を持つ父親でもあるマット・デイモンが熱演。日本語吹き替え版で同役の声優を務める東山もまた、2011年11月に女優の木村佳乃との間に女児が誕生し、父親でもある。映画、ドラマ、舞台など幅広い活躍を続けている東山だが、意外にも実写映画の吹き替えは本作が初めて。そんな彼からコメントが届いた。

 「この映画の作品性に胸を打たれ、初めて実写の吹替えに挑戦させていただきました。最愛の妻の死によって子供が抱える悲しみと混乱、それと向き合い続ける夫。マット・デイモンのお芝居に僕なりの感覚で命を吹き込ませていただきました。家族を想うこと、子供に愛情を持ち続けること、そして、信念を持って生きていくこと。今の日本に求められる人と人との絆、精神性がこの映画には凝縮されています。仲間や動物たちと共に困難をひとつひとつ乗り越えていく家族の冒険のキセキを、大切な人の顔を浮かべながら温かい気持ちで見ていただけると嬉しいです」  

 すでに全米で公開され、7週連続トップ10入りのロングランヒットを記録。世界で興行収入は1億ドルを突破している。家族の感動的かつ希望に満ち溢れた作品は、日本でもヒットするだろうか。

 映画『幸せへのキセキ』は、6月8日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー。

映画『幸せへのキセキ』 - 公式サイト

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