次の名前はiPad 3?新しいiPadの機能はどうなる【デジ通】


アップルが2012年3月7日(現地時間)に予定している発表会は、その案内にある画像から新型のiPadと予想されているが、これに合わせ日本でも3月8日に発表会が開催される。

iPad 2の次世代なので名前は「iPad 3」ではないかと予想されているが、どこから入手したのかわからない情報、様々な憶測がネット上には流れている。そもそも名前はどうなるのか、機能はどうなるのか? といった気になる部分をいくつかピックアップしてみた。■名前は本当にiPad 3なのか?

初代のiPadからiPad 2と来たので、その後に来るのはiPad 3と来るのが自然だが、もちろん他の名前になる可能性もある。未確認情報の中にはHD解像度に対応しているので「iPad HD」なんてものまである。

■ホームボタンはあるのか?

iPhoneやiPadの表面にボタンは、四角いマークのホームボタンが1つしかない。物理的にボタンがあると故障の原因にもなるし、ない方がデザイン的にすっきりするため、新型ではボタンを排除する可能性もある。

■液晶解像度はどうなるか?

iPad 2の液晶解像度は1024×768だ。これがiPhone 3GSからiPhone 4のように高解像度の液晶、アップル風に言えばRetina(網膜)ディスプレイになる可能性がある。この場合、フルHD、1920×1080や単純にiPad 2の倍である2048×1536になることが考えられる。単純に倍のほうがApp開発者にとっても高解像度版への移行はしやすいだろう。

しかし、2012年2月に発表されたASUSTekのTransformer Pad Infinity 700は、PCではサポートされる1920×1200の解像度を採用したが、2048×1536はPC的には中途半端な解像度なので、どうなるかはわからない。

■液晶サイズや本体サイズは?

IPad 2の液晶サイズは9.7インチで、本体サイズは24cm×18cm程だった。画面サイズは従来と同じか、本体サイズ特に液晶の額縁部分はどのくらい細くなるかなども気になるところだ。厚みも現行の8.8mmからどのくらい変化するのか。重量はどうなるのか。その辺はあまり変わらないという話もある。

■プロセッサはどうなる?

デバイスの性能を最終的に決めるのはプロセッサだ。iPad 2ではアップルがA5と呼ぶ1GHzのデュアルコアプロセッサを採用しているが、クアッドコアや動作周波数を高くしたバージョンに変更するなど、次世代iPadでより高機能化することは確実だと見られている。どこまで高性能化するのか、プロセスルールも28nmなど最新の物を採用するかどうかも気になるところだ。

■LTEなどの対応はどうなる?

iPadはいままでWi-FiモデルとWi-Fiに3G機能を付加した2モデルで展開している。LTEは日本など先進国で展開が始まっており、次期iPadではどの通信機能に対応するのか興味深いところ。また、日本なら従来の流れからソフトバンクには対応するだろうが、auへの対応がどうなるのか、さらに噂のあるdocomoへの展開も気になるところだ。

■それ以外にも知りたいポイントがたくさん

ほかにも知りたいことが数多くある。例えばiPad 2のストレージの最大容量は64GBだが、いくら通信環境が整備されてきたとはいえ、すべてクラウドベースにするには無理がある。64GBでも容量不足に悩むユーザーも増えてきており、どの容量まで増えるのか気になる。容量が大きくなると、バックアップやデータ転送などに時間がかかる。従来のUSB 2.0に対応し続けるのか、ThunderboltやUSB 3.0などの対応はどうなるのかなどだ。

タブレット市場では2位以下を大きく引き離している機種だけに、日本時間3月8日(木曜日)早朝にどのような情報が公開されるのか楽しみに待ちたい。


上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。


デジ通の記事をもっと見る
サービス終了後はどうなる!電子書籍は永遠に読めるのか
キンドルが日本に参入する?Amazonの電子書籍をおさらい
iPhoneが据え置きゲーム機も殺す?多機能化するスマートフォン
OSが変わっても使い勝手は同じ!ハイブリッドPCの今後は?
まるでお祭りの出荷式!レッツノートSX1の出荷が始まる


【キヤノン純正インク】キャノンインクタンク 5色マルチパック BCI-321+320/5MP【キヤノン純正インク】キャノンインクタンク 5色マルチパック BCI-321+320/5MP
キヤノン
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【気になるPC】ワイド液晶搭載の高級モデルTシリーズ「ThinkPad T60p」レビュー

レノボの「ThinkPad T60p」は、ThinkPadシリーズならではの高い剛性と質感を持つ、同シリーズ最高級モデルだ。黒色でスクエアなデザインも同シリーズならではの特徴。レビューしたワイド液晶モデルの価格はメーカー直販サイトで397,950…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…