シャープ、手書き入力ができる教育市場向けAndroidタブレット「JL-T100」を発表
シャープは1日、タッチパネルに対応した10.1インチワイド液晶を採用し、付属のペンで手書き入力ができるタブレット型学習端末「JL-T100」を発表しています。主に小学校高学年から中学生を対象としたモデルということです。
2012年3月下旬に発売予定で、受注生産となるとのことです。学校や学習塾などの教育市場向けにBtoBで販売すし、SIerを通じての販売も行う予定ですが、個人向けの単体販売は予定していないとのことです。
JL-T100は、外光の映り込みを抑えるノングレア液晶を採用し、教科書などに多い文字や図形が見やすくなっているとのことです。
付属のペンは断面が丸みを帯びた三角形で持ちやすく、またタッチパネルは画面に手が触れても反応しにくいので、手を添えて細かい文字がしっかり書き込めます。そのため、これまでの紙を使った学習と同じように、手で書いて学ぶことができるということです。
また、デジタル教材や学習動画などのコンテンツを一覧表示するソフトを採用し、ペンでデジタル教材に書き込んだ内容を保存でき、単語や文章をマーカーし、その部分だけを不透明にして暗記学習をしたり、学習動画の再生速度を4段階に調整できるので、効果的なリスニング学習も可能となっています。
さらに、フォントはトメやハネも正しく表示できる教科書体フォント(モトヤ教科書2/3/4)を搭載しています。
タッチディスプレイ「BIG PAD」と連携することで、学校や塾などでインタラクティブな授業が実現。例えば、先生から配信された問題を生徒各々の端末で解答し、その解答を「BIG PAD」に表示させて、授業をすることが可能です。効果的な学習指導や生徒の学力向上に適したツールとして活用することができるということです。
サイズは約278×180×14mm、質量は約650g。10.1インチWSVGA(1024×600ドット)ノングレアTFT液晶で、抵抗膜式タッチパネルとなっています。
プラットフォームにAndroid 2.3を採用し、本体メモリー(RAM)が512MB、本体ストレージ(ROM)が4GB、プロセッサーがルネサスモバイル製「EMMA Mobile EV2(デュアルコアCPU)」、無線LAN(IEEE802.11b/g/n準拠)、Bluetooth 2.1+EDR、加速度センサー、microSD/microSDHCカード(最大32GB)スロット、モノラルスピーカー、3.5mmステレオミニジャック、USB端子、microUSB端子などを搭載しています。
駆動時間が静止画表示時で約7.5時間、動画再生時で約6.5時間、充電時間が約5時間で、内蔵リチウムイオンバッテリーを搭載しています。
主な搭載アプリは、ホームメニュー、教科書・ノート、動画・音声、McAfee Mobile Security 30日期間限定版、i-フィルター for Android※8、電子マニュアル、時計、ブラウザ、カレンダー、電卓、連絡先、メール、ギャラリー、検索、 音楽、設定、ニュースと天気、Gmail、Google マップ、ビデオ、Google トーク、Android マーケット、 YouTube、Google Latitude、Google プレイス、ダウンロード、Google 音声検索となっています。
記事執筆:memn0ck
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・手書き入力ができるタブレット型学習端末<JL-T100>を発売 | ニュースリリース:シャープ
・概要 | 学習端末:シャープ
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