老若男女が熱狂したディズニーのミュージカル映画、アカデミー主題歌賞を受賞
本作の舞台となるのは、人間とマペット(操り人形)たちがごく普通に共存する“ありえない”世界。かつてエンターテインメント界で一世を風靡したザ・マペッツが、カリスマ的な元スター、カエルのカーミットを中心に再び集結。彼らの存在を忘れかけたハリウッドのショービジネス界に“ありえない”戦いを挑む。
今回、主題歌賞を受賞した楽曲「マン・オア・マペット」は、ジェイソン・シーゲル演じる人間のゲイリーとマペットのウォルターが歌ったバラード。自分たちが人間なのか、マペットなのか悩み、生き方を決心するまでの苦悩を歌い上げた感動的な曲に仕上がっている。ゲイリーは、ウォルターを心配するあまり、恋人のメアリーに愛想を尽かされてしまう。メアリーとウォルター、どちらを優先するのか天秤にかけるが答えは出ない。一方、ウォルターも同様の悩みをかかえていた。そんな2人が「自分は人間なのか? マペットなのか?」と、自分自身の気持ちを問うシーンで、賞レースを制した圧巻のパフォーマンスが展開される。
ゲイリーの恋人メアリーを演じるのは、『魔法にかけられて』で主演を務めたエイミー・アダムス。さらに、ショービジネス界を舞台にした映画らしく、ジャック・ブラックやウーピー・ゴールドバーグら豪華なハリウッドスターが実名で続々と登場する。
全米では2011年に公開され、映画の常識を超えたアトラクション、エンターテイメントの限界を超えたショータイムなどの斬新な内容と、圧倒的なクオリティの高さに老若男女が熱狂したという。今回の受賞で、日本でも熱狂する人が続出しそうだ。
映画『ザ・マペッツ』は、5月19日(土)より全国ロードショー。
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