手のひらに高画質なNOTTV!ドコモスマートフォン「AQUOS PHONE SH-06D」を写真でチェック【レポート】



NEXTシリーズ史上最多の3色展開!!

既に報じているとおり、NTTドコモは2月16日、モバキャス(NOTTV)受信機能を備えたシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SH-06D」を3月に発売予定であることを発表しました。

先進的なユーザー層に向けた「docomo NEXT series」史上最大の3色展開となる同機に筆者が迫ります。


正面から見ると「AQUOS PHONE SH-01D」とそっくり


裏ぶたはWhiteのみ「つやあり」、その他2色は「つや消し」

カラーはBlue Black、Magenta Red、Whiteの3色。先述の通り、NEXTシリーズとしては最多の3色展開となっています。

通常のNEXTシリーズ端末と比べてより幅広いユーザーを獲得しようと考えているからであると思われます。いずれの色も、ユニセックスな感じで、男性・女性問わず違和感なく持てるでしょう。

裏ぶたの処理は、Whiteのみ光沢加工があり、とてもきれいですが、指紋が目立つ感じです。Blue BlackとMagenta Redはつや消しで、指紋が気になるという方にもおすすめできる感じに仕上がっています。

それにしても、正面から見ると、AQUOS PHONE SH-01Dとの判別が難しい予感がしますが……。



湾曲しているんです!!

筐体の上下をよく見てみるとわかりますが、AQUOS PHONE SH-01Dとは違い、湾曲していて、どことなく優しい印象を抱きます。ここが一番わかりやすい判別ポイントになると思われます。


本体上部にはマイクロUSB端子

AQUOS PHONE SH-01Dでは本体側面にあったmicroUSB端子は本体上面に移りました。イヤホンマイク端子はないので、有線でイヤホンマイクを使いたい場合は、ここに変換アダプタを挿して使うことになることに注意したいところです。


右側面。卓上ホルダ用の接点が4つあるのは…


アンテナつき卓上ホルダのためでしたー

右側面には、ドコモの防水端末ではもはやお馴染みの卓上ホルダ用の充電用接点と、ストラップホールが用意されています。が、何か充電用接点にしては2つ接点が多い……。

それもそのはず、SH-06Dの卓上ホルダにはワンセグ・モバキャス用のアンテナが備え付けられているのです。このアンテナを使うと、充電中により安定してワンセグ・モバキャスを受信できるようになります。


卓上ホルダに端末を置くと横画面用の「チャージングメニュー」に

この卓上ホルダにSH-06Dを置くと、横画面で見やすいコンテンツへのショートカットメニューである「チャージングメニュー」なるものが表示されます。

ここからNOTTVやYouTubeなどを起動することも可能です。ホームキーかバックキーを押せば、通常のホーム画面に戻ります。

なお、設定を変えると、静止画または動画のスライドショーを始めるようにもできます。


卓上ホルダの電源端子はFOMA用ACアダプタの形状。卓上ホルダの電源端子はmicroUSBではなく、一般的なFOMA用ACアダプタのものとなっています


左側面です


内蔵アンテナでも、ワンセグ・モバキャスの感度は十分良いです

左側面には、音量ボタン、電源・スリープボタン、ワンセグ・モバキャスアンテナが用意されています。

卓上ホルダ側のしっかりしたアンテナと比べると、「こんな細いアンテナで大丈夫か?」と思われそうですが、チューニングの結果、「大丈夫だ、問題ない」というレベルになっているそうです。外出先でもきちんと受信できそうです。

ここまで来て、「HDMI端子は……?」と思ったあなた。

鋭いです。

実は、SH-06DにはHDMI端子が付いていません。

理由を色々聞いてみたところ、NOTTVにおける映像の外部出力の扱いをどうするかまだ決まっておらず、結果、搭載されなかった模様です。

ワンセグと違い、外部に画像を出してもそんなに破綻しないくらいの解像度になったのですが、ちょっと残念です…


電池パックはSH-01D用と同じSH31

スマートフォンとしては気になる電池パック容量は、SH-01Dと同じく1520mAh。まあまあの容量のものを搭載しています。

ただ、モバキャス受信時はワンセグの2割増しの消費電力だそうなので、ずーっと見る、というには心許ない容量かもしれません。繰り返しですが、スマートフォンとしては電池パック容量が結構重要ですから。


東京スカイツリーからの試験放送波を浴びるSH-06D

会場に展示されているほとんどの開発途上機は、モバキャス受信ソフトが入っていない(動作見本ソフトが入っている)状態でしたが、会場の一角にある一部の端末では、東京スカイツリーから既に発射されている試験放送波を受信して視聴できる状態になっていました。

ワンセグと比べると、画質はもとより、フレームレートも多くなめらかに放送できていました。これに慣れたら、きっとワンセグには我慢できなくなる、というレベルです。

気になるAQUOS PHONE SH-06Dの価格ですが、ベースとなったAQUOS PHONE SH-01Dよりちょっとだけ高くなる(支払総額ベースで2000円前後)程度の見込みです。あとは、月額料金を「払ってもいい」と思えるような仕掛けをたくさん繰り出せるか、ですね。

記事執筆:せう(井上翔)


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