『スター・ウォーズ』の前売券に長蛇の列、『アバター』の3倍の売上で売り切れも


 ジョージ・ルーカス、ジョン・ノールらが全精力を傾注し、最新テクノロジーを駆使した3D映画として、再び大スクリーンに帰ってくることで注目される『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』。本作の劇場前売券が爆発的な売上を記録して、売り切れの可能性も出てきた。

 昨年12月23日に前売券が発売されると、公開を待ちきれないファンたちがメイン館のTOHOシネマズ日劇をはじめ劇場に列を作った。1月1日の時点で公開日から逆算した限定前売券の売上数は『アバター』や『猿の惑星:創世記』の約3倍を記録し、5大都市のみで1,500枚以上の売上となった。並居る大作と比べても圧倒的な売上で注目の高さを改めて感じさせる。「日経エンタテインメント!」2月号の「2012年絶対観たい映画100」においても、洋画部門で第2位、総合部門で第4位、そして10代男性部門では第1位に選ばれている。

 今回発売された限定の全国共通前売券やペアカードは、見る角度で画像が立体になって変化するレンチキュラー加工が施されている。売り切れ必至の状況で、コレクターズ・アイテムとしてもプレミアが付きそうだ。

 また、話題は映画だけにとどまらず、米国で昨年12月20日に一般販売となったオンラインゲーム「Star Wars: The Old Republic」がすでに100万枚の売上を記録し、ゲームメーカー側の予想をも遥かに上回る大ヒット。このため、ゲームに参加をするために長時間待たされるなどの増えすぎたユーザーが原因の前代未聞のトラブルも起こっているという。

 1977年の初公開以来、35年が経った現在でも世界中の多くの人たちに影響を与え続け、今まさに3Dでの劇場再公開を機に日本をはじめ世界各地で爆発的社会現象を起こしている本作。この『スター・ウォーズ』の熱がどこまで上昇するのか注目である。

 『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』は、3月16日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー。

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