天才少年トーマス・ホーン「日本のマンガは読まない」


 9・11によって突然父を失った少年オスカーの「最愛の父が遺した鍵に託された最後のメッセージを探す旅」を描いた、希望と感動のヒューマンドラマ『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。現地時間15日の18時、ニューヨーク・プレミアイベントが行われ、サンドラ・ブロックをはじめ、監督・キャスト陣が登場し、会場を沸かせた。

 本作の主人公オスカー役を演じたのは、天才少年と呼び声の高いトーマス・ホーン。日本の物で好きなものを聞いてみると「日本のマンガは読まないけれど、日本食はとっても好きなんだ。」と答えた。ぜひ来日の際には、日本のマンガ文化にも触れて欲しいものである。

 スティーブン・ダルドリー監督は、トーマスについて「本当にファンタスティックだった。とっても才能があって、撮影期間中も素晴らしいの一言だった。彼のおかげで随分撮影も楽しかったし、彼とサンドラのシーンは感情表現が難しかったけれど、いいものになったと充実感を感じているよ。」と自信を見せる。

 アカデミー賞有力候補の呼び声も高かったが、12月米国公開と作品の完成が遅かったことが災いとなったか、第69回ゴールデン・グローブ賞に全くノミネートされなかった。トム・ハンクスやサンドラ・ブロックのアカデミー賞受賞者をキャストに迎えたこの作品がこれからどの様に挽回していくのか見ものである。

 日本では、2012年2月18日(土)丸の内ピカデリー他、全国ロードショーとなる。



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