スピルバーグが挑む“感動”の物語、『戦火の馬』の日本版予告映像&ポスター公開


 スティーブン・スピルバーグが監督を務める待望の最新作『戦火の馬』が、2012年3月2日(金)より公開となる。本作は、サテライト賞8部門ノミネート、ワシントンDC映画批評家協会賞3部門ノミネートと、順調に賞レースへ名前を連ね、来年のアカデミー賞でも最有力候補として注目を集めている。

 第一次世界大戦を舞台にした壮大なる感動を描いた作。イギリスの貧しい農家にひきとられた一頭の美しい馬は、ジョーイと名付けられ、この家の少年・アルバートとかけがえのない絆で結ばれていた。しかし、開戦によってジョーイはアルバートから引き離され、英国軍の軍馬として戦場の最前線に送られてしまう。死と隣り合わせの過酷な日々の始まりは、ジョーイの驚くべき旅の始まりであり、彼がやがてめぐりあう戦時下の人間たちの切なくも美しいドラマの始まりだった。

 今回、公開された日本版予告映像がこちら。


 戦火を生き抜く馬を取り巻く、人々の悲劇や信念、希望のドラマが美しい映像と雄大な音楽とともに描き出されている。

 また、同じく公開されたポスターは、雪舞う中に主人公と馬が見つめ合い、“奇跡”と“希望”を彷彿とさせる神秘的な仕上がりとなっており、感動の作品であることがうかがえる。

 本作の原作となるのは、1982年にイギリスで出版された小説。その後、舞台化され、国際的な成功をおさめ、2011年度トニー賞5部門を受賞している。舞台版でこの作品と運命的な出会いを果たしたスピルバーグは「ストーリーに圧倒的な魅力を感じ、ただうっとりするばかりでした。この映画を見て、物語を共に体験した人々の心が一つになることを、そしてこの物語のハートとメッセージを世界各国で感じてもらえることを願っています。」と本作への思いを語っている。

 スピルバーグが描く“感動”の物語は、アカデミー賞受賞となるのだろうか。

 映画『戦火の馬』は、2012年3月2日(金)より全国ロードショー。

映画『戦火の馬』 - 公式サイト

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