天海祐希が“奇跡の子役”に「母のような気持ち」


 ハリウッドを代表する大ヒットメーカー、スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えて贈る、感動のアクション・エンターテインメント『リアル・スティール』。12月9日の公開に先駆けて、11月29日には東京・六本木ヒルズアリーナにてジャパンプレミアを開催。スピルバーグが「奇跡の子役だ!」と絶賛した12歳の天才子役ダコタ・ゴヨと、ショーン・レヴィ監督、そしてヒロイン役のベイリー(エヴァンジェリン・リリー)の日本語吹き替え版を演じた女優・天海祐希がレッド・カーペットに登場した。

 ステージ上には、実際に撮影で使用された、もう一人の主役とも言える旧式ロボット“ATOM”(幅1.3メートル、高さ2.4メートル)が待ち構える中、一台のリムジンがレッド・カーペットに到着。中から現れた天海とダコタは、ムービーカメラ65台、スチールカメラ42人にも及ぶメディアの取材を受け、ステージへと向かった。

 ダコタは、日本語で「こんばんは!」と挨拶すると、「本当に日本に来れて嬉しいです!日本は大変な時期がありましたが、この映画も努力と夢を持っていれば必ずいい日が来る、という映画です。」と述べた。天海は、10月2日(現地時間)にロサンゼルスで行われたワールドプレミア以来となるダコタとの再会に「前回はアウェイで緊張しましたが(笑)、今回はホームなので堂々と迎えたいと思います。」と述べると、ダコタも「再会できてうれしいです」と応えた、

 天海の印象について、ダコタは日本語で「きれい!」と照れながらコメント。対する天海は、ダコタの魅力について「スクリーンで観るダコタくんは、一人の俳優さんとして素晴らしいですけど、こうやって直にお目にかかってみると、とてもシャイで、聡明で、美少年ですよね。これからどうやって成長されていくのか、すごく楽しみです。もう、母のような気持ちで(笑)。」と微笑んだ。

 “本当の強さ”という意味を持つ本作のタイトルについて、監督が「もちろん鋼鉄という、ロボットの素材を意味している部分もあるんですけど、やはり人間関係の絆の強さを象徴しています。この映画はお父さんと息子の話であり、お互いがお互いを救済し、非常に強い絆で結ばれる。鋼鉄のように強い絆という意味だと思います。」と述べると、ダコタは「お父さんと息子、二人の絆が深まっていくという意味だと思うんですけど、ロボットがぶつかり合って戦う、興奮もあると思います。」と回答。天海は「ATOMが色んな人を繋いでいっている感じがして、特に親子の絆がフィーチャーされていますけど、それだけではない男女の絆、友情、色んな人との繋がりが沢山観られるので、色んな所で感動して泣いてしまいました。とても素敵な映画だと思います。」とそれぞれの想いを語った。

 最後に、日本のファンへのメッセージとして、監督は「観に行く前は、ロボットの映画で、非常に男らしい世界と思うかも知れませんが、今7、8カ国ぐらい回って来たんですけど、どの国でも『こんなに感動して、泣くとは思わなかった』というリアクションがありましたので、是非とも皆さん、観に行って頂きたいと思います。」と述べると、ダコタは「ロボットの戦いも面白くてスゴイですけど、やはりATOMが息子とお父さんを繋ぎ止める心の役割をして、本当に素晴らしい作品だと思います。」とコメント。

 天海は「男の子が、また男性が好む映画だと思うと、大火傷しますよ。ロボットの格闘だけではなく、親子の絆、そして女性から観ると、男性というものが分かったりします。『男の人って、大人になってもこんなに少年っぽいんだ!』とか『こんなに小さいのに、すごく大人なんだ!』という、男性を分かるような映画でもあると思います。是非、女性にも観て、ヒュー・ジャックマンさんの素敵さに感激して頂いて、ダコタくんの聡明さに涙してもらって。私が吹き替えをさせて頂いたエヴァンジェリン・リリーさんの美しさ、強さ、器の大きさ、愛情に涙して頂いて。最後にはスカッとして映画館を出て行かれると思います。ご家族だけじゃなく、お友達同士でも、女性だけでも、十分楽しんで頂ける映画ですので。素晴らしい、熱い涙を流して下さい。」と伝え、ステージを後にした。

 映画『リアル・スティール』は、12月9日(金)より全国ロードショー。MOVIE ENTERの『リアル・スティール』特集ページでは、iPad2が当たるキャンペーンも実施中なので、お見逃し無く。

映画『リアル・スティール』特集ページ - MOVIE ENTER

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