カメラを片手に散策する、東京リラックスゾーン vol.4
Camera;OLYMPUS PEN E-P2、Canon PowerShot S90
増上寺、芝公園の豊富な緑を眼下に見おろす東京タワー
スカイツリーが完成間近とはいえ、東京のシンボルといえば東京タワー。FMアンテナ、テレビアンテナを飛ばしている電波塔で、運営は日本電波塔株式会社が行っている。関東地区に住んでいる人にとって、東京タワーのある風景はおなじみだが、東京タワーの至近まで行けばいつだってテンションは上がってしまうし、展望台にまで登る機会はそうそうあるものではなく、「行きそうで行かない場所」の東京地区代表ではないだろうか(大阪は通天閣?)。高さ333メートル。「武蔵野」にちなみ634メートルを誇るスカイツリーと比べると低いけれど、これは電波が届く距離と耐震などの安全性を考慮して作られた結果。開業は昭和30年。約40年間の技術進化によって、倍近くの高さを建設することが可能となったわけだ。
今回の休日散歩は、JR山手線・京浜東北線の浜松町駅からスタート。大門を抜けて、増上寺境内を通り東京タワーへと向かうルートにした。そして、使用するカメラは、人気のミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-P2」、高性能なコンパクトデジカメ「Canon PowerShot S90」を使用。戦後日本最高の技術を投入した東京タワーを、現在のハイテクデジタルカメラの諸機能を使って撮影してみたいと思う。PEN E-P2ではスクエアモードとジオラマモード、PowerShot S90では、任意の色を残して白黒にするワンポイントカラーを重点的に使ってみた。
さて、増上寺は、地下鉄大門駅のそばにある。この「大門」とは、増上寺の総門のことで、芝大門の交差点にある門のこと。大門をくぐり歩いていくと、真っ赤な「三門」が現れ、その中が増上寺境内となる。増上寺は「徳川家霊廟」で、秀忠以下、6人の徳川将軍が葬られていることでも有名だ。江戸城から見て、先に取り上げた上野寛永寺は「鬼門」、この増上寺は「裏鬼門」に建っており、徳川家にとってとても重要な菩提寺といえる。安国殿にまつられている阿弥陀如来像は、勝運・厄除けの仏様として江戸時代より崇められており、運気の上昇を求めるにも良いスポットだ。
芝大門から望む東京タワー。スクエアモードで真四角写真に。(Camera:OLYMPUS PEN E-P2/スクエア)
三門を境内側から撮影。ポイントカラーモードで赤だけを残し白黒に。(Camera:Canon PowerShot S90/ワンポイントカラー)
同じく三門を撮影。ポイントカラーモードで今度は緑だけを残した。(Camera:Canon PowerShot S90/ワンポイントカラー)
本殿右側に並ぶ「子育て招福地蔵」。風車がくるくると回る。(Camera:OLYMPUS PEN E-P2/トイフォト)
コインロッカーも、真四角&トイカメラ風のハイキーな描写でかわいらしく。(Camera:OLYMPUS PEN E-P2/スクエア+トイフォト)
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