iPhone 3GSユーザーは最新のiOS 5にアップデートしても大丈夫?遅くならない? iPhone 4と一緒にアップデートして検証してみた【レポート】


iPhone 3GSユーザーだってiOS 5の新機能を使いたい!

iPhone / iPod Touch / iPad用の新OS「iOS 5」は、iPhone 4やiPad 2のみでなく、iPhone 3GSやiPadなど世代の古いハードウェアにも一部対応しています。最新機種でなくても新OSの恩恵を受けられるのはうれしいところですが、気になるのは古いハードウェアで新しいOSが快適に動くかどうか。そこで今回は、iPhone 3GSとiPhone 4を同時にiOS 5にアップデートして使い勝手を比べてみました。iOS 5はiPhone 3GSで実用的に使えるでしょうか。

予備知識:iOS 5の対応ハードウェアは?

iOS 5が対応するハードウェアは、Appleから以下のように発表されています。

・iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S
・iPod touch(第3世代・第4世代)
・iPad、iPad 2

第2世代以前のiPod touchやiPhone 3G以前のiPhoneではiOS 5は使えません。ハードウェアの性能が違いすぎるので仕方が無いところといえるでしょう。むしろ2年以上前に発売されたiPhone 3GSがまだOSアップデートの対象になる点は、古い機種へのサポートという観点からは歓迎されるのではないでしょうか。それだけに、iPhone 3GSでのiOS 5の使い勝手は気になるところです。

端末の基本操作をiPhone 3GSとiPhone 4と比較

端末の使い勝手と一言で言っても、その範囲は非常に広いので、今回は端末の基本操作に着目して、iPhone 3GSとiPhone 4でのiOS 5動作を比較します。条件を可能なかぎりそろえるため、両端末はiOS 5にアップデート後フルリセットしています。設定は基本的にデフォルト(「自動ロック」のみ「しない」に変更)、アプリはTwitterのみをインストールした状態です。この状態で設定画面、ブラウザ、Twitterタイムラインを表示させ、フリックによる画面スクロールやタップによる選択を行います。

それでは実際の動作の様子は動画でごらんください。全動画共通で左がiPhone 3GS、右がiPhone 4です。

iPhone 3GSにおけるiOS 5の動作(1/3)

iPhone 3GSにおけるiOS 5の動作(2/3)

iPhone 3GSにおけるiOS 5の動作(3/3)

スペック差は確かにあるものの操作上の差は意外と大きくない

いかがでしょうか? 操作感はユーザーの主観に強く影響されるので判断は読者の皆様におまかせしますが、個人的な感想を言ってしまえば、iOS 5を搭載したiPhone 3GSとiPhone 4で、操作上の差はそれほど大きくないのではないかと感じました。少なくともiOS 4が登場した時のiPhone 3Gのように「遅くて使い物にならない」という印象は受けません。旧端末で新機能が使えることを考えれば悪くないアップデートといえるのではないでしょうか。

なお今回の試験はフルリセット直後の状態で行ったため、使い込んでアプリやコンテンツが増加したときに動作速度が低下する可能性があることを付記しておきます。アップデートはあくまで自己責任のもとでお願いいたします。

記事執筆:えど(吉川英一)

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