台湾でケータイ雑誌をゲット!その内容から日本とは異なるケータイ文化を感じてみる【レポート】


台湾のケータイ雑誌は見ていて楽しく新鮮な発見も

私事ですが9月の連休と遅い夏休みを組み合わせて台湾に行ってきました。その際、現地の書店で台湾のケータイ雑誌をゲットしてきましたので紹介します。日本未発表の端末や、独特な記事の構成など、なかなか貴重な資料です。

今回入手したのは「手機Station」の2011年8/9月号と「手機GoGo」の2011年新機種がまとめられた特集号です。ちなみに「手機」は中国語で携帯電話の意味。

では雑誌の内容を見ていきましょう。世界的にスマートフォンの普及が進む昨今ですが、従来型の携帯電話もまだまだ掲載されています。写真は「Konka」という中国メーカーの携帯電話。従来型の携帯電話ではこのほかLenovo、Nokiaなどが掲載されていました。

【Konkaの従来型携帯電話が紹介されている】
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端末スペックをよく見ていくと、とくに「着信音の音量」が大きく記載されています。騒がしい中でも着信を聞き逃さないということが、台湾の携帯電話ユーザーにとって重要なスペックになっていることが伺えますね。

【「最大音量」が大きく記載されている。「分貝」は「デシベル」】
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さて、スマートフォンシフトは世界的な現象のようで、雑誌の後ろ半分はAndroid端末特集となっていました。台湾といえば世界的なスマートフォンメーカーHTCのお膝元ですが、この雑誌ではSamsungやLG、Sony Ericssonなども比較的平等に(?)取り扱われている印象。SHARPの機種も1機種だけ紹介されていました。またAndroidタブレットしてToshiba(日本でいうREGZA Tablet)、Motorola XOOM、ASUS Eee Pad Transformerが紹介されていました。なおEee Pad Transformerは台湾のタクシーにも広告が掲載されており、台湾では積極的に拡販されているようです。

【「Android携帯電話大開戦」という少々物騒なタイトルが競争の激しさを物語る】
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【タブレットは3機種を特集で紹介】
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携帯電話の発表会で端末を紹介するコンパニオンのお姉さん写真集が掲載されているのが面白いところ。モーターショーの記事にコンパニオン写真集がついてくるのと同じような感覚でしょうか。

【携帯電話を手にほほえむお姉さん達。端末に興味がない人もこちらは楽しめる?】
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雑誌の付録として、タッチパネル端末をまとめて掲載した大きなポスターがついていました。台湾でもこのタイプの端末が主流になってきていることを伺わせます。

【付録のポスター。タイトルは「タッチパネル端末大集合」】
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なぜか日本だけで販売されている携帯電話の特集記事が掲載されていました。台湾には(どこからか入手した)日本の携帯電話を販売する店舗も存在しますので、日本ケータイの愛好者が台湾にいるのかもしれません。個人的にはHTCの携帯電話をフルラインナップで選べる台湾の人たちがうらやましいのですが...。

【台湾ケータイ雑誌の「日本ケータイ」特集】
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最後に、台湾の電器店で見つけたSHARPの携帯電話カタログを紹介します。「極光」と名付けられたこの商品はAndroid 2.2のスマートフォン。台湾向け製品なのにカタログにところどころ日本語が混じっているのが不思議な印象です。

【SHARPの台湾向けAndroid 2.2スマートフォン。「色と光の良い感じ」とのこと】
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今回は台湾でしたが、どこにいっても現地の文化に根ざした携帯電話が存在することでしょう。海外旅行の際には現地の携帯電話に注目すれば、意外な現地の文化を感じることができるかもしれませんね。

記事執筆:えど(吉川英一)

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