イタリア、ヴェネチアで開催された第68回ヴェネチア国際映画祭の受賞式が現地時間9月10日午後7時(日本時間11日午前2時)に行われ、コンペティション部門に出品された『ヒミズ』で、主人公・住田祐一を演じた染谷将太と、ヒロイン・茶沢景子を演じた二階堂ふみが、最優秀新人俳優賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を受賞した。
『ヒミズ』は、「行け!稲中卓球部」などの代表作を持つ古谷実の原作を園子温監督が映画化。未来を失くした少年と、愛にすがりつく少女と孤独を共鳴させながら、狂った世界を掘り進んだ物語である。
マルチェロ・マストロヤンニ賞は、1998年に設立された新人俳優に与えられる賞で、メインコンペ出品作品の俳優が対象となる。W受賞は、2001年の『天国の口、終わりの楽園』でのガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナなど過去に2回あるが、日本人としては、初の快挙となる。
『ヒミズ』は、さらに、『クリストファー・D・スミス基金 特別賞』も受賞した。
3月11日の東日本大地震後、急遽脚本を書き変え震災後の少年少女を描き、世界メディアが賞賛した本作は、2012年春にシネクイント他、全国順次ロードショーとなる。
・園子温監督、染谷将太、二階堂ふみのレッドカーペットでの様子はこちら
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