ミクロの世界を手軽に観察&撮影!手のひらサイズの万能アイテム「iPhone 4用LED付きマイクロスコープ」【キワモノガジェット通信】


超小型で高性能!iPhone 4以外にも色々使えるスグレモノ♪

ちょっと笑ってしまうようなジョークアイテムから実用的なものまで、ケータイやスマートフォンの奇妙で面白い周辺機器を紹介するコーナー「キワモノガジェット通信」。

第11回となる今回紹介するのは、iPhone 4のカメラ部分に装着して手軽に観察・撮影が楽しめる「iPhone 4用LED付マイクロスコープ」です。

夏休みの自由研究が終わっていない学生の皆さん、このマイクロスコープで鉱物や虫の観察などしてみてはいかがですか?

このマイクロスコープはいわゆる単眼顕微鏡と呼ばれるタイプのもので、対象物に筒状の顕微鏡を押し当てるようにして使います。拡大倍率は60倍となっており、かなりの高倍率なのが特徴です。

外箱。安っぽい印刷と適当に貼られた「iPhone 4」のシールがキワモノっぽさを醸し出している。
外箱。安っぽい印刷と適当に貼られた「iPhone 4」のシールがキワモノっぽさを醸し出している。


セット内容。顕微鏡本体と収納用ケース、そしてiPhone 4用アタッチメントが入っている。
セット内容。マイクロスコープ本体と収納用ケース、そしてiPhone 4用アタッチメントが入っている。

マイクロスコープにはLEDライトが付いており、対象物を明るく照らす事が可能です。そのため暗い場所で使用したり、手でマイクロスコープ本体を覆うようにして固定しても問題なく使えます。

またこのLEDライトには2段階に切り替えが可能で、輝度の高い白色LEDを2個光らせるモードと、輝度の低い青色LEDを1個光らせるモードがあります。周囲の光量や対象物の光の反射量などに応じて使い分けると良いでしょう。

マイクロスコープには「なんとか顕微鏡」と中国語で書いてあるようだが筆者には正しく読めない。LEDがマイクロスコープ本体の対物レンズ側に傾けて設置してある点は、細かい部分だが非常によく出来ている。
マイクロスコープには「なんとか顕微鏡」と中国語で書いてあるようだが筆者には正しく読めない。LEDがマイクロスコープ本体の対物レンズ側に傾けて設置してある点は、細かい部分だが非常によく出来ている。


白色LED2個を点灯した状態。非常に明るく使い易い。
白色LED2個を点灯した状態。非常に明るく使い易い。


青色LED1個を点灯した状態。色が若干青紫色なので紫外線LEDかと思ったが、そうではないようだ。(蛍石にて確認)
青色LED1個を点灯した状態。色が若干青紫色なので紫外線LEDかと思ったが、そうではないようだ。(蛍石にて確認)

このマイクロスコープは筒の部分が引き伸ばせるようになっており、簡単にピントを合わせる事が可能なほか、LEDライト部も角度調整が出来るようになっていて対象物に確実に光を当てられるようになっている点もポイント。小さいのに非常に凝った作りです。

筒の部分を最大まで引き伸ばした状態。対象物との距離に合わせて調整しよう。
筒の部分を最大まで引き伸ばした状態。対象物との距離に合わせて調整しよう。


LEDライト部の角度を調節してみた状態。LEDライトにはボタン電池のLR1130を3個使用する。
LEDライト部の角度を調節してみた状態。LEDライトにはボタン電池のLR1130を3個使用する。

iPhone 4に装着するには、iPhone 4用アタッチメントをジャケットケースのように被せてそこに接続します。アタッチメントはiPhone 4の上半分程度に被せる形なので、外して持ち歩く際もあまり邪魔になりません。

取り付けたマイクロスコープは360度好きな方向に回す事が出来るので、LEDライトで対象物を照らす際、最適な角度に調節する事が出来ます。

アタッチメントとマイクロスコープを取り付けた状態。この状態でも電源ボタンやマナーボタン、音量調節ボタンなどは使える。
アタッチメントとマイクロスコープを取り付けた状態。この状態でも電源ボタンやマナーボタン、音量調節ボタンなどは使える。

それでは、実際にマイクロスコープを使って撮影した写真を見てみましょう。比較として通常の状態で撮影したものも掲載します。(通常撮影のものは、ピントが合うギリギリの距離まで近づけています。)

メノウ化アンモナイトのペンダント。通常撮影。
メノウ化アンモナイトのペンダント。通常撮影。


メノウ化アンモナイトのペンダント。マイクロスコープ撮影。
メノウ化アンモナイトのペンダント。マイクロスコープ撮影。


Z80 CPU。通常撮影。
Z80 CPU。通常撮影。


Z80 CPU。マイクロスコープ撮影。
Z80 CPU。マイクロスコープ撮影。


キュービックジルコニアのアクセサリー。通常撮影。
キュービックジルコニアのアクセサリー。通常撮影。


キュービックジルコニアのアクセサリー。マイクロスコープ撮影。
キュービックジルコニアのアクセサリー。マイクロスコープ撮影。

ご覧の通り、通常撮影では絶対に撮る事が出来ない大きさまで対象物を拡大する事が出来、小さなものであればあるほどその撮影に威力を発揮します。

またこのマイクロスコープは対象物にぴたりと押し当てるようにして使用するのが基本となるため、これだけの拡大率にもかかわらず撮影時にほとんどブレる事がありません。非常に安定して鮮明な拡大写真が撮れるという点も大きなメリットです。

僅か4cm×4cm×2cm程度という超小型のマイクロスコープでありながら、用途が広く多機能なLEDライトを備え、しかも非常に高い精度の撮影が可能である点は特筆に値すると思います。またiPhone 4に取り付けなくてもそのまま普通のマイクロスコープとして接眼で使えるのも汎用性が高く素晴らしい点です。

通販などでは2,980円程度で販売されており、価格的にも非常にリーズナブル。単に高倍率の単眼顕微鏡が欲しいだけで購入しても良いほどの一品です。

iPhone 4のカメラ用レンズというとジョークアイテム的な要素が強く実用性の薄いものが多いですが、このマイクロスコープに関してはかなりのお買い得感があります。これ1つで鉱物や虫、植物の観察など、ありとあらゆる場面で活躍出来るでしょう。筆者オススメのキワモノガジェットでした。

いつでもどこでも使える万能顕微鏡。
いつでもどこでも使える万能顕微鏡。

この商品のキワモノ度:★★★★
この商品の実用度:★★★★★
キワモノガジェット合計点:★★★★★★★★★


記事執筆:あるかでぃあ


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